_1842 ←庭の朝顔。今年は種まきしなかったのだが落ちた種からたくさん生えた。肥料をまかなかったので、昨年よりかなり小ぶりの花である。
2台あるプリンタの1台が寿命を迎えた。概算20億ドットを超えている。
このプリンタで打ち出し、紙ベースの推敲を5冊行った。
例によって、プリンタを分解。数年前の製品だ。
特殊ネジが急所に使われているので、手持ち工具では簡単に分解できない部分がある。ふつうでは手に入らない形状のネジが急所にある。カナヅチを使って強行突破。
お目当ては、モータ類のサンプルの取得とセンサ構造を知ることだ。
モーターは5個、DCモーター2個とパルスモーターが3個搭載されている。この類のパルスモータはクロポール形と呼ばれる安価な構造のパルスモータで、恐らくは非常に安価に作られている。
類似のパルスモータが複数あると、1個はカシメで固定されたケースを外すと内部構造がわかる。もう1個は励磁コイルにLEDを接続し、指で軸を回すと低速高電圧(相対的)になり、LEDが光る。
プラスチック部と金属部を弁別し、ごみ袋に入れる。
センサ:ロータリーエンコーダーとリニアエンコーダーは内製されている。
基板は2層の1枚だけ。数年前の製品にも拘わらず、見事な構造になっている。しかし、必要な部分は巧みな金属プレスで剛性を保っている。
量産品だけができる構造設計。
歴代の傑作品のDNAを受け継いだ設計ではないか。
分野外ではあるが、寿命の尽きたコンシューマユースの愛用品を分解するのがアナログエンジニアの習性である。
しかし、次第に分解の要となる部分が見えなくなりつつある。
設計の現場でも同様な事態が起こっているに違いないと憶測している。
技術の伝承をどうするか。匠の技をいかにして伝えるか。重い課題である。
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