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【柔道】日本勢が金銀独占も喜べぬ事情...海外の強豪選手不在で運営面では課題 GS東京大会

[ 2024年12月7日 21:17 ]

柔道グランドスラム東京大会第1日 ( 2024年12月7日 東京体育館 )

<柔道グランドスラム東京>男子73キロ級で優勝した田中龍雅(左から2人目)(撮影・藤山 由理)(撮影・藤山 由理)
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男女計7階級が争われ、全階級で日本勢が金、銀メダルを独占した。

男子60キロ級は中村太樹(国士舘大)、同66キロ級は武岡毅(パーク24)、同73キロ級は田中龍雅(筑波大)、女子48キロ級は古賀若菜(JR東日本)、同52キロ級は大森生純(JR東日本)、同57キロ級は足達実佳(大阪府警)、同63キロ級は嘉重春樺(ブイテクノロジー)が優勝。銅メダル7個を含め、初日だけで21個のメダルを量産する結果となった。

唯一の日本開催となっているIJFワールドツアーのグランドスラム東京大会は、開催国枠として各階級で最大4人の出場が可能。そのため五輪や世界選手権のメダリストといった実績のある選手から、この大会が初の国際大会となる若手まで、例年幅広い世代の選手が出場している。実際に田中雅や嘉重らは、今回がシニアの国際大会初出場だった。

日本勢の活躍はさることながら、今大会は海外の強豪選手が集まりにくい側面もあった。夏にはパリ五輪が開催され、各国とも五輪に向けて強化費を集中投下。そのため強豪選手が集う欧州や中央アジア地域の強豪選手が、年末のこの時期に地理的にも離れた日本に出向くのは難しい状況にあった。

実際に出場選手数も274人と、400人前後は集まる例年の3分の2程度。男子日本代表の鈴木桂治監督も6日の会見で「(海外からの)出場選手は多少物足りなさはある」と話していた通り、メダルマッチはさながら国内大会のような様相となってしまった。

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