[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

アーモンド、毎日食べるメリットとは?思った以上の「うれしい利点」も

[ 2024年12月7日 09:00 ]

健康食品としても注目を集めるアーモンド。良質な植物性たんぱく質、ビタミンミネラルや、BCAA(必須アミノ酸)などもたっぷり含まれており、間食や補食、おやつに最適です。

アーモンドの栄養素やメリットを、Japanマラソンクラブのマラソンインストラクターでもある管理栄養士の深野裕子さんにじっくり聞きました。

アーモンドは、健康や美容を意識する人にとって、どんなメリットがあるのでしょうか。

アーモンドの栄養素とは。ビタミンEとビタミンB2がとくに豊富

アーモンドは、ビタミンEとビタミンB2がダントツ。たんぱく質含有量がアーモンドより高いピーナッツや、アーモンドの次にたんぱく質が多いくるみと比較しても多さが際立ちます。

「アーモンドの特徴としては、なんといってもビタミンEが豊富な点です。ビタミンEは強力な抗酸化作用があり、細胞を酸化から守ります」(深野さん)

強い抗酸化作用を持つビタミンEは、運動後の疲労や筋肉痛、筋力の回復を早めてくれる働きがあるとのこと。

「ハードにトレーニングすることでカラダの中では炎症が起こり、活性酸素を発生させます。活性酸素は体内の不飽和脂肪酸や細胞膜成分、組織内の機能性たんぱく質などを酸化させてしまうほか、筋肉痛の原因にも。アーモンドに含まれる豊富なビタミンEの強力な抗酸化作用で活性酸素の害を防ぐことができます」(深野さん)

また、一方のビタミンB2は、糖質・たんぱく質・脂質の代謝を促し、とくに脂質の代謝を促進するとのこと。

さらに細胞の再生を促し、たんぱく質の合成を促進して活性酸素によって脂質が酸化してできる「過酸化脂質」を分解する働きがあるのだそうです。

高い抗酸化力を持つビタミンEと、脂質を分解するビタミンB2はさまざまな人にとってうれしい栄養素です。

血管の健康維持、血中コレステロール減少、老化予防なども期待

そのほかにもうれしい効果があります。

「強い抗酸化作用のあるビタミンEにより血管を若返らせ、アーモンドの脂質であるオレイン酸やリノール酸は、血中のコレステロールを減らし動脈硬化を予防します。アーモンドの薄皮に含まれるポリフェノールは、細胞のさびつきを抑えて老化を防ぎます」(深野さん)

ビタミンEやポリフェノールの抗酸化作用が肌や髪を若々しく保つアンチエイジング効果にもつながり、良質な脂質がコレステロールの抑制や動脈硬化を予防。さらに食物繊維の働きで便秘解消を解消してデトックス効果も。

「ちなみにたんぱく質や脂質、食物繊維が多く含まれているアーモンドは腹持ちがよく、間食にも向きます」と、最後に深野さん。これはダイエットにも心強い味方となるアーモンドのお話でした。

ナッツの食べ過ぎ、なぜ危険?デメリットと摂取量の目安、注意点[薬剤師監修]

(注記)本記事はアーモンドはなぜ筋トレ効果を高めるのか?栄養や食べるタイミング、1日の摂取量[管理栄養士監修]の一部を抜粋し、再編集したものです。

<Edit:編集部>

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2024年12月7日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /