北九州中学生殺傷事件、現場近くに住む43歳の男を逮捕発生から5日動機を今後捜査

[ 2024年12月19日 11:27 ]

北九州市小倉南区にあるマクドナルドの店舗で中学3年の男女が男に殺傷された事件で、福岡県警は19日、殺人未遂の疑いで近くに住む無職平原政徳容疑者(43)を逮捕した。「確かにその行為をしました」と容疑を認めている。県警は、2人を店舗内で襲った動機を慎重に調べる。

事件は14日午後8時25分ごろ発生。マクドナルド322徳力店に平原容疑者が立ち入り、レジの列の最後部にいた2人に真っすぐ接近し、1回ずつ刺したことが確認されている。平原容疑者が店舗内にいたのは十数秒で、逃走していた。女子生徒は腹を刺されて死亡、男子生徒は腰を刺されて入院している。平原容疑者は逃走し、福岡県警は行方を捜査していた。

県警によると、平原容疑者は事件の十数分前、現場に車で来て車で逃走した。車から平原容疑者が浮上し、県警は防犯カメラとドライブレコーダーの映像百数十件を収集。映像をつなげて足取りを追う「リレー捜査」が逮捕の決め手となった。凶器は押収していない。

女子生徒に、事件につながるようなトラブルは確認されず、以前に警察への相談もなかった。男子生徒は「全く知らない人に刺された」と説明。店側と客とのトラブルも把握されていない。

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スポニチアネックス取材班