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アフリカのギニアでPK判定をきっかけに暴動発生 子供を含むファン数十人が死亡との情報も

[ 2024年12月2日 16:03 ]

事件を伝えるギニアのバー首相のX(pmguinee17)
Photo By スポニチ

アフリカ西部のギニアで1日、サッカーの試合中にファン同士が衝突して暴動が発生し、子供を含む数十人のファンが死亡した。地元メディアやAFP通信などが報じた。

ギニアのアマドゥ・ウリ・バー首相のX(旧ツイッター)によると、事件は南部ンゼレコレ市で発生。軍事指導者を称えるサッカー大会の決勝で群衆の暴走が起き、「犠牲者が記録された」と記した。終了間際のPK判定を巡り、怒った多くのファンがピッチへ乱入して衝突。投石も目撃され、当局が催涙ガスで鎮圧しようとしたが、暴動に発展したという。現場を撮影したとみられる映像では、逃げようとする人々が競技場を走り回り、高いフェンスを飛び越えていた。

AFP通信に情報を伝えた地元医師は「死者はおよそ100人。病院内には見渡す限り遺体が並べられている。安置所は満員だ」と話し、別の医師は「数十人が死亡している」と報告した。重体や危篤状態の負傷者もいるとされる。

バー首相は死傷者に関する詳細は明かさず、Xに「政府は事件を遺憾に思う。地方当局が平穏を取り戻すために懸命に取り組んでいる」と投稿した。ギニアの政党連合は、大会が軍事指導者の「違法かつ不適切な」政治的野心への支持をあおるために企画された大会と主張し、調査を要求した。ギニアでは21年に軍がクーデターで前大統領を解任し、憲法を無効化していた。

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