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石破首相、接触事故 乗った車が先導車に追突 就任後初"お国入り"鳥取でまさか...

[ 2024年12月2日 04:40 ]

石破茂首相
Photo By スポニチ

就任後初の"お国入り"をしていた石破茂首相を乗せた車が1日、鳥取市徳尾の交差点で先導する警察の車に接触した。ケガ人はなし。2日から国会で始まる初の本格論戦を前に、先行き不安な出来事となった。

政府関係者によると午前10時半ごろ、赤信号で停車した警察の車に、首相が乗った車が追突したとみられる。車列は数分間現場にとどまった後、走行を再開した。首相が乗っていた車はトヨタの最高級車「センチュリー」で、フロント部分が損傷。追突された警察の車は後方部分がへこんでいた。

11月30日に鳥取入り。翌1日に、総裁選出馬を表明した和多理神社を参拝した。今後の政権運営について「人気取りの政治をすればいいとは思っていない」と決意を語り、集まった約70人の地元支援者にも感謝を伝えたほか、両親の墓参や生家へも立ち寄った。その後、帰京のため鳥取空港に向かう途中で事故が起きた。

2日からは、少数与党としての今後を占う勝負の5日間になる。4日まで衆参本会議で各党代表質問が行われ、5、6の両日には、石破政権下で初の予算委員会が衆参で実施される。首相は10月の就任直後の臨時国会で予算委開催を避け、党首討論でお茶を濁し、会期9日間で衆院を解散。こうしたことから野党は、今年度補正予算案審議前の予算委開催を求めていただけに、鼻息は荒い。

予算委は一問一答形式で行われ、衆院予算委員長には立憲民主党の安住淳前国対委員長が就任。全閣僚が出席するが、経験の少ない初入閣組12人へ質問が集中する可能性が高く、各閣僚の答弁能力が試される。閣僚らが質問に答えていないと安住氏が判断すれば、再答弁を求めるケースも想定される。首相自身も攻められ、厳しい局面に立たされそうだ。

首相はこの日、神社で「政府は野党の主張に耳を傾けているね、という世論が高まっていくこと以外に、この難局を乗り切る手だてはない」と丁寧な姿勢で対応すると話していた。だが、その直後の追突事故。先月には南米ペルーで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、今年9月に死去したフジモリ元大統領の墓参の道中に事故渋滞に巻き込まれ、集合写真の撮影に間に合わず欠席した。女難ならぬ"車難"続きの首相が、大きな事故なく今国会を乗り切れるのか、注目が集まる。

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