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ADOR ミン・ヒジン前代表、HYBEにプットオプション行使を通知か...規模は約29億円と報道

[ 2024年11月14日 20:00 ]

写真=Newsen DB
ADORのミン・ヒジン前代表が、11月初めに親会社であるHYBEに対して、プットオプションを行使すると通告したことが明らかになった。

これに関連して、ミン・ヒジン、HYBEの双方はまだ公式コメントを発表していない状況だ。

プットオプションとは、保有する株式を一定の価格で満了日、またはそれ以前に一定資産を売却できる権利を売買する契約を指す。プットオプション行使関連の条項は、ミン・ヒジンとHYBEが締結した株主間契約で、ADOR代表の任期保証(HYBEは5年間、ミン・ヒジンがADORの代表および社内取締役の職位を維持することができるように、議決権を行使したり、ADORの理事会でHYBEが指名した取締役が議決権を行使するようにするなど、必要な手続きを講じなければならない)と共に明示されている。

プットオプション行使が実現した場合、ミン・ヒジンはHYBEから260億ウォン(約29億円)相当の金額を受け取ることになる。ADORのプットオプションの金額は、最近の2年間のADORの営業利益の平均値に13倍を適用し、取引当事者が保有するADORの持ち分比率の75%に該当する。また、2023年のADORの監査報告書によると、ミン・ヒジンは昨年コールオプション(株式を所定の価格で購入する権利、優先買取権)を行使し、アドアの株式18%(573,160株)を取得したことが明らかになっている。

もしミン・ヒジンが年を越えてプットオプションを行使すれば、算定期間(2023年〜2024年)をもとに、世間に知られている通り約1,000億ウォン(約100億円)を受け取る可能性がある。しかし、11月初旬に行使の通知を出したことで、2022年から2023年の基準に基づいて、約260億ウォンを受け取る見込みだ。ADORは2022年(NewJeansのデビュー年度)および2023年に、それぞれマイナス40億ウォン(約4億円)、335億ウォン(約33.5億円)の営業利益を記録している。

しかし、ミン・ヒジンが実際に260億ウォンを受け取れるかどうかは不透明だ。HYBEは、8月19日に半期報告書を通じて、ミン・ヒジンとの株主間契約が7月に解除されたことを公表した。一方で、ミン・ヒジンは株主間契約が依然として有効であるとの立場を取っており、両者は法的な判断を通じて争いを続けている。

先立って、ミン・ヒジンは9月に韓国メディアとのインタビューで、HYBEとの対立が数百億ウォンに達するプットオプションに起因しているという噂について、「もしお金が目的なら、こんなに苦痛で長引く戦いを耐える理由はない。初めからHYBEの行動に異議を唱えず、静かに黙っていたなら受け取れる金額は相当なものだった。5月に私を解任しようとした臨時株主総会に対する仮処分申請に勝訴して以来、HYBEから『金をやるから出ていけ』という交渉案が、弁護士を通じて入ってきたこともある。しかし、お金が目的ではなかったため拒否した」と語った。

また、NewJeansは11月13日、HYBE傘下レーベルのADORに対して、専属契約における違反事項の是正を求める内容証明を送付した。この書簡を受け取った日から14日以内に是正されなければ、専属契約の解除に関する紛争も辞さないという最終通告である。

これをうけ、ADORは14日「当社は本日午前に内容証明を受領し、具体的な要求事項を確認中だ。賢く解決し、アーティストと共に持続可能な関係を築くよう最善を尽くす」とコメントを発表した。



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