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「鎌倉殿の13人」小栗旬 最終回撮影"絶食"も...撮了に号泣「本当に幸せ」グランドフィナーレにネット涙

[ 2023年1月6日 06:00 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」最終回(第48話)。床にこぼれた毒消し薬を舐めようと、這いつくばる北条義時(小栗旬)(C)NHK
Photo By 提供写真

脚本・三谷幸喜氏(61)と主演・小栗旬(40)がタッグを組み、視聴者に驚きをもたらし続けたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は昨年12月18日、最終回(第48話)を迎え、完結。12月27日には、最終回のパブリックビューイング&トークイベント「グランドフィナーレ」(鎌倉女子大学)の模様がオンエアされた。

<(注記)以下、ネタバレ有>

大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は大河出演8作目にして初主演に挑んだ。

グランドフィナーレには主人公・北条義時役の小栗、政子役の小池栄子、北条泰時役の坂口健太郎、実衣役の宮澤エマ、のえ役の菊地凛子、りく役の宮沢りえ、三浦義村役の山本耕史が登壇。北条朝時役のスーパーサイズ・ミー西本たけるが司会を務めた。

午後6時からBSプレミアムで放送された最終回をバックステージで見守るキャスト・スタッフの姿も映し出された。

「承久の乱」の朝時の台詞「じじい(義村)、うるせえんだよ」には、小栗や小池、菊地らも笑い。そして、約13分に及んだ義時と政子2人きりの壮絶ラストシーン。坂口は涙をこらえるような表情。それぞれが終幕をかみ締めた。「完」――。拍手が起こり、小栗は自分の後ろに座るチーフ演出・吉田照幸監督に「カッコいい終わらせ方」と賛辞を贈った。

オンエア後のアフタートーク。菊地は「(自身とのラストシーンの小栗は)たぶん何日か(食事を)召し上がっていないぐらいの状況なのに、私が美味しそうなパンを持っていっちゃって」と笑いを誘い、小栗も「(食事を抜いたのは)付け焼き刃みたいなものですけど。その前の週までは普通に元気なシーンを撮っていたので、そこからちょっとだけの間、ごはんを食べなきゃどうにかなるだろうと思って過ごしていたのが最後の方で。VSのえさん、VS義村、VS政子を3日連続で撮って、最後を迎えたという感じでした。でも、めちゃくちゃありがたい環境でしたね」と政子とのラストシーンが最終撮影になったことを感謝した。

昨年10月下旬、拍手に包まれた東京・渋谷のNHK106スタジオ。割れたくす玉からは「鎌倉殿の13人 祝撮影終了」の垂れ幕。小栗のクランクアップの映像も公開された。

21年6月のクランクインから1年5カ月にわたる旅路。「素晴らしい脚本をもらい、素晴らしいスタッフに囲まれ...」。あいさつの途中、感極まり、右手で目頭を押さえた。泣くまいと思っていたのか「チキショー」と後ろを向くと、笑いが起こった。

「本当に幸せでした...」と涙を拭いながら「それしかないです。本当に皆さん、今まで支えてくれて、どうもありがとうございました。本当に感謝しています。ありがとうございました」。深々と頭を下げ、スタッフと拍手を贈り合った。

SNS上には「義時と政子のラストシーン、小栗旬さんのオールアップの涙にもらい泣きしてしまいました」「グランドフィナーレ見て、また号泣」「クランクアップの小栗旬くんの涙。私も感無量になって一緒に泣いた。ドラマの余韻が凄い」などの声が相次いだ。

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