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×ばつ舘さま "革新"の成田屋「新たな歌舞伎の創造へ挑戦」 宮舘涼太、身体能力生かし2役熱演

[ 2023年1月6日 04:48 ]

激しい立廻りを演じる宮舘涼太(中) (撮影・西川 祐介)
Photo By スポニチ

歌舞伎俳優の十三代目市川團十郎白猿(45)が5日、東京・新橋演舞場で新作歌舞伎「SANEMORI」(きょう6日から27日)の公開稽古を行った。2019年にも上演された演目で、前回に続きSnow Manの宮舘涼太(29)も出演。"團さま"と"舘さま"の豪華共演で新春を彩る。

團十郎は昨年11、12月に東京・歌舞伎座で襲名興行を行ってから今回が今年最初の舞台となる。かねて「古典の継承と、新たなことを生み出すのが團十郎の使命」と語っており、襲名興行では成田屋に伝わる歌舞伎十八番を熱演。伝統の重みをかみしめていた。今回は古典の名作「源平布引滝」を再演出した作品で、"革新"の部分を押し出した形だ。

その象徴となるのが2役を演じる宮舘の躍動。はしごの上に登って刀を持ちながら見えを切ったり、豪快な立ち回りを見せたりと、持ち前の身体能力を存分に生かして新作歌舞伎らしい華やかなステージを作った。

團十郎は「宮舘涼太さんが2役を務めるなど、脚本や演出を練り直しての上演です。歌舞伎を見るのが初めてのお客さまにも存分に楽しんでいただける作品ができた」と宮舘の出演に感謝。「初代團十郎から続く、古典を守りながら新たな歌舞伎の創造へ挑戦していく姿勢を、私も十三代目としてしっかりと受け継ぐ所存」とその重責をかみしめた。

宮舘にとっても特別な作品となる。「滝沢歌舞伎」をはじめ、Snow Manとして数多く出演してきたのが新橋演舞場。「今回は宮舘涼太として舞台に立ち、皆さまに生きざま、幸せ、歌舞伎の魅力、表現できる喜びを感じながら演じていきたい」と力を込めた。

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