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カンテレ社長 デヴィ夫人の発言を謝罪「改めて深くおわび」

[ 2020年11月26日 14:55 ]

関西テレビの社屋
Photo By スポニチ

関西テレビの羽牟正一社長(67)は26日、オンラインによる秋季社長記者会見に臨み、10月24日の同局制作「胸いっぱいサミット!」(土曜後0・00)でのタレント・デヴィ夫人(80)の発言について「出演者の1人から、不妊と中絶の関係について事実と異なる不適切な発言がございました。発言は全くの誤りで、多くの方々を深く傷つけ、不妊や中絶に関する偏見を助長しかねない大変行き過ぎたものでした。制作した局として不愉快な思いをされた方に、改めて深くおわびを申し上げたい」と謝罪した。

10月24日の生放送で、出演者のデヴィ夫人が「不妊になる一番の理由は堕胎。9割9分は堕胎。全員が堕胎」などと発言し、人工妊娠中絶を禁じるよう求めた。これに対して、同局女性アナウンサーが番組内で「先ほど事実と異なる発言がありました。不快に思われた方々におわび申し上げます」と即時謝罪したが、インターネット上で批判が続出。同28日には、デヴィ夫人がブログで「深く反省しています」との謝罪コメントを載せた。

同31日の番組冒頭で、同局アナウンサーが再度謝罪し、グラフを使って不妊の要因などについて説明。羽牟社長は「制作当事者として放送したことへの責任は痛感しています。再発防止に努めたい」と語った。

また、NHKの一連の受信料義務化、不払い割り増し問題について「義務化、届け出などで、若い人のテレビ離れが加速するのでは、と心配している。視聴者との距離が遠のくのは、放送事業者としてあってはならない。受信料制度全体のあり方をしっかりお示し頂くべきだと思う」と厳しい意見を述べた。「個人的には衛星放送の受信料は、若い人には高いと思う」と付け加えた。

来年1月31日に開催予定の「第40回大阪国際女子マラソン」について「公道の使用を短縮するため、大幅に参加資格を厳しくし、ハーフマラソン、大阪エンジョイRUNは中止します。密集防止のため沿道からの応援は自粛して頂きたい」と説明した。

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