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【スポニチ厳選! 25年西日本のドラフト候補】滝川・新井瑛太 投手歴わずか1年で151キロ

[ 2024年12月24日 06:00 ]

投手歴1年でドラフト候補にまで急成長した滝川・新井瑛太(撮影・河合 洋介)
Photo By スポニチ

兵庫の進学校に注目を集める最速151キロ右腕がいる。滝川の新井瑛太(2年)だ。「スピードボールを投げられることが特徴だと思います」。癖のない投球フォームからズドンと一直線に貫くような速球を投げる剛腕。80年夏を最後に甲子園出場から遠ざかる伝統校に好右腕が現れ、高い関心を集めている。

NPBスカウトが「伸びしろが楽しみ」と期待に胸を膨らませる理由は、投手歴の浅さにある。身長が現在より15センチ低かった中学時代は2番や9番で出場する巧打の外野手で、強豪私学からの勧誘もなく同校に進んだ。遠投100メートルの強肩を買われ、1年秋に小学生以来となる投手に挑戦。すると、ひと冬越えた今春にいきなり150キロを計測したのだ。

高校通算13発の強打者としても評価が高く、1年夏の兵庫大会で、1学年上の報徳学園・今朝丸裕喜と間木歩の両右腕から安打を放った。「高卒かはまだ決めていないけど、将来的にはプロに行きたいです」。投手を始めて、まだ1年。驚異的な成長曲線で、プロから熱視線を集める立場まで来た。

◇新井 瑛太(あらい・えいた)2007年(平19)10月26日生まれ、神戸市出身の17歳。小1から小束山少年団野球部で野球を始めて主に外野手。中学では明石ボーイズに所属。滝川では1年夏から背番号9でベンチ入りし、2年秋から背番号1。50メートル走6秒2、遠投100メートル。1メートル79、78キロ。右投げ左打ち。

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