人獣共通感染症

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動物由来感染症

(IASR Vol. 44 p19-21: 2023年2月号)

動物由来感染症とは

病理学の父R. Virchowはヒトに感染する動物の病気を「zoonosis[zoon(動物の)-osis(病気)]」と呼んだ。世界保健機関(WHO)と国際連合食糧農業機関(FAO)の合同専門家会議(1958)では「本来ヒトとヒト以外の脊椎動物の両者の間を伝播する性質を有する微生物による感染と疾病」と定義された。「人獣共通感染症」と訳されることが多いが, 厚生労働省では, 特にヒトの健康問題を中心に考え「動物由来感染症」を用いている(IASR 26: 193-194, 2005)。

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