横田由美子

ジャーナリスト

埼玉県生まれ。青山学院大学卒業。週刊誌、月刊誌などを中心に、主に政治、官僚、ビジネス、女性をテーマに記事を執筆している。著書に『私が愛した官僚たち』(講談社)『ヒラリーをさがせ!』(文春新書)などがある。YouTube「横田由美子チャンネル」で日々情報を発信している。

診療報酬改定「想定外の決着」の裏事情、財務省も日本医師会も完敗?

2022年1月17日

診療報酬改定「想定外の決着」の裏事情、財務省も日本医師会も完敗?

令和4年度予算案で焦点の一つだった診療報酬改定は、医師や看護師らの人件費や技術料に当たる本体部分を0.43%引き上げる方針で決着した。この結果を日本医師会(日医)関係者は「完敗」だと言い、財務省側も「敗れた」と見ているようだ。日医・厚...

大躍進した「日本維新の会」が官僚の間で悪名高い理由

2021年12月22日

大躍進した「日本維新の会」が官僚の間で悪名高い理由

10月の衆議院議員選挙では、日本維新の会が議席を大幅に増やした。議員に「ご説明」をする各省の官僚たちの間では、維新はすこぶる評判が悪いという。ただでさえ予算編成などで多忙な時期に、「お作法」を知らない同党の議員たちが追い打ちをかけて...

ユニバーサル社株主代表訴訟の舞台裏、原告側への「満額回答」は予想通り?

2021年12月6日

ユニバーサル社株主代表訴訟の舞台裏、原告側への「満額回答」は予想通り?

11月25日、原告である個人投資家・細羽強氏がユニバーサルエンターテインメント社の岡田元会長を訴えた訴訟の地裁判決が出た。その内容は、被告側に日本円で約20億円の支払いを命ずるという、原告側の「完勝」であった。原告側の弁護士は、この勝訴...

林芳正氏は「将来の首相」の器か?くら替え出馬から外相抜てきの資質とは

2021年11月18日

林芳正氏は「将来の首相」の器か?くら替え出馬から外相抜てきの資質とは

林芳正氏が第2次岸田内閣の外相に就任した。一部では、彼を「総理になる器」として次期首相候補に推す声も上がっているようだ。参議院から衆議院山口3区でのくら替え出馬に至った経緯や、彼を知る老政治家たちへの取材から、林氏に備わる「首相の資...

自民党石原派が「大将」伸晃氏落選で消滅の危機、実は見えていた凋落の傾向

2021年11月6日

自民党石原派が「大将」伸晃氏落選で消滅の危機、実は見えていた凋落の傾向

自民党石原伸晃氏が衆院選で落選した。彼は「近未来政治研究会」(=石原派)の領袖である。大将が首をとられた以上、派内の求心力が大きく下がることは明らかで、今後は派閥の体をなせないと思われる。実は以前から、石原派の凋落(ちょうらく)の...

総選挙で窮地?の岸田首相を固める開成高校OBと財務省の狙い

2021年10月29日

総選挙で窮地?の岸田首相を固める開成高校OBと財務省の狙い

総選挙で自民党が劣勢との予測が報じられる岸田文雄首相。周囲を固めるのが、自身の出身校である屈指の名門・開成高校だ。同校OB初の首相となった岸田氏に対し、復権を狙う財務省は着々と布石を打つが、ここでも開成OBである同省官僚の存在が光る。

持続化給付金の悪夢再来!?コロナ一時支援金「スピード給付」に疑義

2021年4月28日

持続化給付金の悪夢再来!?コロナ一時支援金「スピード給付」に疑義

4月12日時点で「申請から2週間以内の給付は97%」――。経済産業省がこうアピールする一時支援金だが、筆者自身や周りの事業者は、申請しても一向に給付されず、コールセンターでも無責任な対応をされるばかり。昨年、持続化給付金で批判を受けた「...

若手イケメン飲食店"オーナー"は、悪質な「搾取」の被害者だった

2021年4月26日

若手イケメン飲食店"オーナー"は、悪質な「搾取」の被害者だった

若いイケメンのオーナーシェフが切り盛りする、隠れ家風のおしゃれなバル――。オーナーは実は真の家主にさまざまなリスクを押し付けられて搾取され、新型コロナウイルスの感染拡大で受け取れるはずの政府の補助までピンハネされていた。悲惨な"名...

安倍辞任で財務省復権、経産省粛清か?遅れてやってきた「官僚の夏」

2020年9月1日

安倍辞任で財務省復権、経産省粛清か?遅れてやってきた「官僚の夏」

安倍晋三総理大臣が辞任すると発表した28日、後任となる総理の座をめぐる戦いの他に、もう一つの戦いが始まった。霞が関における官僚たちの権力争いである。安倍内閣に重用されて、権勢を誇ってきた経済産業省を、官僚ヒエラルキーの頂点から引きず...

安倍「経産」内閣の凋落、コロナ失政で塗り変わる霞が関の勢力図

2020年6月19日

安倍「経産」内閣の凋落、コロナ失政で塗り変わる霞が関の勢力図

河井克行前法相と案里議員が公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されたことで、安倍政権への逆風は猛烈な勢いとなりそうだ。そしてその道ずれとなるのが、秘書官や補佐官を出すなど、政権に深く食い込んできた経済産業省である。

三宅雪子氏死去、男性政治家に利用される「ガールズ議員」の悲哀

2020年1月20日

三宅雪子氏死去、男性政治家に利用される「ガールズ議員」の悲哀

2009年に「小沢ガールズ」として初当選した三宅雪子さんが亡くなった。当時、「ガールズ」議員たちは客寄せパンダとして選挙戦に利用されたが、当選後はロクな育成もされずほったらかしという扱いを受けていた。三宅さんの足跡を考えるにつけ、女性...

40歳で乳がんで 死去...宮川典子議員は「容姿や知名度抜き」の実力派だった

2019年9月24日

40歳で乳がんで 死去...宮川典子議員は「容姿や知名度抜き」の実力派だった

40歳の若さで乳がんで死去した、自民党の宮川典子衆院議員。「日教組のドン」に戦いを挑んで負けた後、衆院選で初当選し、 実力で地位を築きつつあった。「容姿や知名度に頼らない女性議員」だっただけに、その早すぎる死が残念だ。

刑務所入り13回の知的障害者「はじめさん」の60年に見る日本社会の歪み

2019年7月11日

刑務所入り13回の知的障害者「はじめさん」の60年に見る日本社会の歪み

知的障害と性同一性障害を併せ持ち、実の両親からも理解されずに生きてきた男性がいる。福祉にもつながれず、生活をするために万引きや窃盗を繰り返してきた。福祉と司法、その間に落ちて適切なケアを受けられずもがいてきた方に話を聞いた。

大石静氏が語る「ドラマ離れ」、テレビ局と脚本家の小粒化が深刻に

2019年4月25日

大石静氏が語る「ドラマ離れ」、テレビ局と脚本家の小粒化が深刻に

ラブストーリーはもちろん、あらゆるジャンルのドラマでヒットを飛ばしてきた脚本家の大石静氏。ドラマ離れが進んでいるといわれる中、テレビ局はどう変わっていくべきなのか、そして30年間も第一線で活躍してこられた秘訣を聞いた。

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