窪田順生

ノンフィクションライター

くぼた・まさき/テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで200件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。
著書は日本の政治や企業の広報戦略をテーマにした『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。
新刊『潜入 旧統一教会 「解散命令請求」 取材NG最深部の全貌』が発売中。

日本は異常な"加熱式たばこ先進国"に...「紙巻きたばこより健康的」に潜む欺瞞

2024年3月7日

日本は異常な"加熱式たばこ先進国"に...「紙巻きたばこより健康的」に潜む欺瞞

日本は世界トップレベルの「加熱式たばこ先進国」だ。健康を気にし始めたけれど、どうしてもやめられないというニコチン依存症ともいうべき人々の「受け皿」になっていると考えられる。しかし、「加熱式たばこ」は健康被害の軽減になるのだろうか。

埼玉・川口市のクルド人問題が紛糾!「外国人差別」と叫ぶ人が知らない暗黒史

2024年2月29日

埼玉・川口市のクルド人問題が紛糾!「外国人差別」と叫ぶ人が知らない暗黒史

埼玉県川口市の「クルド人問題」が、ついに国会で取り上げられることになったが、「ヘイトスピーチ」だと叩かれている。しかし、筆者は川口市や市議会が要望している「一部外国人の不法行為への取り締まり強化」をすべきだと思う。一般市民を外国人...

『セクシー田中さん』問題、小学館の編集者一同の「泣ける声明」でも鎮火失敗のワケ

2024年2月15日

『セクシー田中さん』問題、小学館の編集者一同の「泣ける声明」でも鎮火失敗のワケ

1月から「セクシー田中さん」の脚本トラブルがなかなか収束しないどころか、さらなる波紋を呼んでいる。小学館の編集者一同による声明が「泣ける」「称賛」の声もあったが、いまだ収束しないのはなぜか。

「性加害告発」「セクシー田中さん問題」で露呈したメディアのダブスタ...その先に待つ"恐ろしい未来"とは?

2024年2月8日

「性加害告発」「セクシー田中さん問題」で露呈したメディアのダブスタ...その先に待つ"恐ろしい未来"とは?

松本人志氏や伊東純也選手など「性加害疑惑」報道が相次いでいる。それと同時に国民の怒りや憤りとともに、静かだが確実に大きなうねりとなりつつあるのが、「メディア不信」だ。この二つの社会的ムーブメントが行き着く先はおそろしいものではない...

ダイハツ不正に比べてトヨタに甘すぎ!マスコミが連発する便利フレーズで「逃げ腰」丸見え

2024年2月1日

ダイハツ不正に比べてトヨタに甘すぎ!マスコミが連発する便利フレーズで「逃げ腰」丸見え

「トヨタ不正」のマスコミの報道の仕方に疑問を感じる。ダイハツの不正に比べると、明らかにトヨタに一定の配慮をしているように感じられるからだ。これはジャニーズ性加害問題の時にも見られた「逃げ」ではないか。

テレビが「節約」をエンタメ化することで、日本経済がますます低迷しかねない理由

2024年1月25日

テレビが「節約」をエンタメ化することで、日本経済がますます低迷しかねない理由

テレビでは「節約」や「激安」といった言葉が並ぶ特集があふれている。楽しんでしまうが、「節約」をエンターテイメントとしてふれまわるのは、公共の電波を用いるテレビとしてはもうちょっとご配慮いただきたい。日本経済の低迷ぶりに、さらに拍車...

松本人志さんと吉本興業の初動は"最悪"、でも「文春砲=正義」の風潮に違和感のワケ

2024年1月18日

松本人志さんと吉本興業の初動は"最悪"、でも「文春砲=正義」の風潮に違和感のワケ

ダウンタウンの松本人志さんの「性加害報道」。吉本興業と松本人志さんは最初の一手で「事実無根」という、ファイティングポーズ全開の法廷闘争話法で打ち返してしまったが、これは「悪手」だった。ではどうすればよかったか。

「能登地震は人工地震」というデマはなぜ生まれる?意外に根深い日本人との因縁

2024年1月11日

「能登地震は人工地震」というデマはなぜ生まれる?意外に根深い日本人との因縁

能登半島地震を「人工地震」だとSNSでふれまわる人々が注目を集めているが、「こういうデマをまき散らすことをどうすればやめさせられるのだろう」と憤る人も多いだろう。ただ、陰謀論に取りつかれてしまうのも致し方ない部分もある。こうした風潮...

料理研究家リュウジさん炎上...「味の素=毒のデマ」が100年以上続く3つの原因とは?

2023年12月21日

料理研究家リュウジさん炎上...「味の素=毒のデマ」が100年以上続く3つの原因とは?

人気料理研究家のリュウジ氏と「味の素=毒」だと主張する人たちの議論が燃えている。「味の素=毒」というのはデマで、「ファクト」はずいぶん昔から社会に提示されているのだが、なぜネガティブイメージは払拭されないのか。

「生きたゴキブリがグラコロ混入」をウソだと叩く人が知らない、最強生物Gの恐ろしさ

2023年12月7日

「生きたゴキブリがグラコロ混入」をウソだと叩く人が知らない、最強生物Gの恐ろしさ

マクドナルドの人気ハンバーガー「グラコロ」のバンズの間から生きたゴキブリが飛び出してきたとSNSで投稿をした人が、「正義の裁き」を受けている。SNSで注目を集めたい愉快犯か、マクドナルド側から謝罪と無料券を頂戴するための恐喝犯に違いない...

「大阪万博で日本を元気に」とか言っているうちは、日本が元気にならないワケ

2023年11月30日

「大阪万博で日本を元気に」とか言っているうちは、日本が元気にならないワケ

2025年に開催予定の大阪・関西万博の開催中止をのぞむ声がチラホラと上がってきたが、「日本を元気にするために開催すべき」という人々もいる。個人的には「そういう夢みたいなことを言っているから、日本はいつまでもたっても元気にならない」と考...

池田大作氏ヨイショで炎上!旧統一教会をつぶす岸田首相は「創価学会」につぶされる

2023年11月23日

池田大作氏ヨイショで炎上!旧統一教会をつぶす岸田首相は「創価学会」につぶされる

創価学会の池田大作名誉会長が亡くなったことを受けて、岸田文雄首相がSNSに投稿をした哀悼コメントが「政教分離はどこいった?」と炎上している。自民党は、さまざまな宗教団体の支援を取り付けて、"政教分離"をなあなあにすることで大きくなっ...

宝塚「いじめ・パワハラ確認できず」の調査結果になるのは"女の軍隊"だからだ

2023年11月16日

宝塚「いじめ・パワハラ確認できず」の調査結果になるのは"女の軍隊"だからだ

パワハラではなくて上級生からの指導――。そんな宝塚歌劇団の説明が大炎上している。宝塚という組織の性格を考慮すれば、この程度の「ゆるい内部調査」で明らかになるわけがないのだ。なぜそんなことが断言できるのかというと、宝塚歌劇団は「女の...

「自衛隊員が報道陣に中指立てた」事実と判明してもマスコミの"偏向報道"と感じるワケ

2023年11月9日

「自衛隊員が報道陣に中指立てた」事実と判明してもマスコミの"偏向報道"と感じるワケ

「自衛隊員が報道陣に向かって中指を立てた」とテレビが報じて、ネット上ではさまざまな意見が噴出したが、個人的にはこれは「偏向報道」と叩かれてしまってもしょうがないケースだと思っている。今回、中指を立てられたのが「マスコミ」だからだ。

岸田首相、ここは「やけくそ消費減税」で歴史に名を残すのはどうでしょう?

2023年11月2日

岸田首相、ここは「やけくそ消費減税」で歴史に名を残すのはどうでしょう?

「消費税減税」についての議論が活発化しているが、岸田首相は「税率引き下げは考えていません」と言ってしまい大ブーイングだ。これを受けて、筆者は岸田首相が「やけくそ」になって、消費税を下げる可能性があるのではないかと思っている。

安倍元首相の旧統一教会カネ疑惑を報じた毎日新聞「匂わせスクープ」にモヤモヤするワケ

2023年10月26日

安倍元首相の旧統一教会カネ疑惑を報じた毎日新聞「匂わせスクープ」にモヤモヤするワケ

10月25日、毎日新聞が、昨年亡くなった安倍晋三元首相の政治家としての評価を地におとしめるような「疑惑」を報じた。これまで政治の現場を取材してきた立場で言わせていいただくと正直かなりモヤモヤする記事だ。

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