面接では本音で話してね、と言ったら......
衝撃回答!「実は......働きたくないんです」
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こんにちは!キャリアコンサルタントの櫻井です。
第1回では、「面接は自分そのままのキャラでいきましょう」という内容の記事を書かせていただきました。自分とはかけ離れたキャラを演じて上手くいったとしても、結局のところその会社で働くのは自分自身です。違うキャラを演じる事で、長い社会人期間を乗り切る事は難しい、という内容でした。いわば面接における「基本スタンス」のお勧めです。
しかし、この基本スタンスは面接のやり方の一つであり、それだけで内定がもらえるという物ではありません。前回の内容と前後してしまい恐縮ですが、実はもっと根本的に大切な事があります。
それは、働く準備ができているか?ということです。
今日はこの部分について書いていきたいと思います。
働く準備、できていますか?
◆だいやまーくケース1)本音で面接に臨んだ事で、逆に内定がもらえなかったAさん
早速ですがエピソードを1つご紹介します。ある男性の就職支援をしていた時の話です。
つい、面接になるとインテリで小難しいキャラを演じてしまうAさんに対して、私は「自分に近いキャラ」で面接に当たったらいいというアドバイスをさせていただきました。また、表情が特に顔に出やすい方だったので、無理に自分を偽ることなく素直に本音で面接に臨むようにもお伝えしました。
Aさんは意気揚々とその後の採用面接に向かったのですが、あえなく不採用でした。
後日、その採用面接をしていただいた企業様とお話をする機会があり、その面接について聞いてみると、なんと担当者からトンデモないお話をお聞きしました。
「前回の面接に来た方の不採用理由?あぁ...。本音で話してくれたのは良かったのだけど、『正直働きたくないです』って言っていたよ。さすがに就労意欲のない人は面接以前の話だからねぇ」
「働きたくない事」に対して素直!?
これは私もショックだった事を覚えています。
あくまで働く意思があり、そこに向かっている上での「自分のキャラ・言葉」だからこそ相手に伝わるのです。そもそも論として働く意思がない状態で「本音」で面接の受け答えをすれば、企業にとっては「本気で就職する気がない人」と捉えられてしまうかもしれません。
では、働く準備とはなんでしょうか。
ここでいう働く準備とは、いわゆる「働く理由」や「生きがい」などといった命題的な話ではありません。では働く準備について、考えていきましょう。
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