フジ新人アナへの"容姿イジリ"に批判殺到...「差別狩り」を繰り返す世界に絶望が深まるワケ

戦時中の「非国民狩り」や令和の「マスク狩り」との共通点

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自身に対する容姿イジりが話題となった上垣アナウンサー自身に対する容姿イジりに批判が集中したフジテレビアナウンサーの上垣皓太朗氏 画像:公式YouTube「めざましmedia」より

皇室典範もマンガも女性差別

差別的な言動や、差別的な文化・慣習を糾弾する「差別狩り」の動きが活発化している。

例えば最近でわかりやすいのは、フジテレビの容姿イジリ炎上問題だろう。

Tシャツを着た新入社員に対して、先輩アナウンサーらが「すごい似合わないね〜、Tシャツが」などとからかい、新人アナウンサーが2001年生まれだと聞くと、「信じられない」「絶対嘘つきだ」などとイジっている動画が公開され、「公開いじめ」「ルッキズム」と炎上してしまったのである。

「えっ? それくらいのノリ、職場とか居酒屋で普通にやっているじゃん」と思ってしまったそこのアナタ、お気をつけいただきたい。

夏場の男性の汗臭さが苦手と発言した川口ゆり氏然り、高市早苗衆議院議員に対して「安倍さんが女装して現れた」と発言した法政大の田中優子前総長然り、自民党支持者に対して「劣等民族」と言い放ったジャーナリストの青木理氏然り、「居酒屋ノリ」での言動がひょんなことから注目を集め、「差別主義者」として叩かれる、というのが差別狩りの王道パターンだからだ。

つまり、「差別」というものは「集団内では仲間同士の結束を強める楽しいカルチャーである半面、集団外から見ると陰湿な人権侵害」という感じで、見る場所の違いによって、まったく「正反対の評価」になってしまうものなのだ。

ちょっと前にそれを象徴するような「差別狩り」があった。

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