飛行機に乗せたペットは1年で何匹死んでいるか?大切な"家族"を守るために理解するべき「動物の本能」

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飛行機に乗せたペットは1年で何匹死んでいるか?大切な"家族"を守るために理解するべき「動物の本能」ペットは大切な家族の一員(写真はイメージです) Photo:PIXTA

貨物室に預けられていたペット2匹が犠牲になった、年始の航空機衝突事故。俳優の石田ゆり子さんをはじめ、SNS上ではこの2匹の死に関してさまざまな意見が飛び交いました。連載『ウェルビーイングの新潮流』第7回では、ペットのウェルビーイングについて考えます。あなたは家族として迎えたペットと、本当の絆を築けているでしょうか。

貨物室のペット2匹が犠牲に
石田ゆり子さんがSNSでコメント

年始早々の1月2日午後6時前、帰省や観光地からのUターンラッシュでにぎわう羽田空港で、日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突するという事故が起きました。

残念ながら、海保側には5人の犠牲者が出てしまいましたが、日航機からは奇跡的に1人の死者も出ず、機体炎上の中、乗客と乗務員全員が脱出しました。乗客の避難に携わった日航機のスタッフに対する称賛の声が、国内のみならず世界中から集まりました。

そんな中、貨物室に預けられていたペット2匹がこの事故の犠牲になったことが報じられると、それ対して「緊急時には仕方がない」と日航側を擁護する声が上がった一方、「そもそも動物を貨物として扱うこと自体がおかしいのでは?」という声も上がり、SNS上では論争になりました。

例えば、俳優の石田ゆり子さんは、「いろんな意見があると思いつつも家族同然の動物たちを機内に載せるとき、ケージに入れて機内に持ち込めることを許して欲しいです。災害時、非常時には、モノとしてではなく家族として、最善を尽くす権利を...。生きている命をモノとして扱うことが私にはどうしても解せないのです」とSNSにコメントしています。

欧米の航空会社ではキャリーケースに入れ、フライト中はその中に入っていることが条件で客室に同伴できる会社は多いのですが、現在、国内航空会社ではスターフライヤーを除いてペットは「受託」という形で「貨物扱い」となり、客室に持ち込むことはできません。

唯一持ち込めるスターフライヤーでも、非常時には一緒に脱出できない、いっさい責任を負えないといった誓約書にサインしなければなりません。

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