大学中退26歳、米ヘッジファンド業界で独走
プライベートデットファンド市場で稼ぐ起業家エバ・シャン氏、この半年で4億ドル調達
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エバ・シャン氏はヘッジファンドの世界で独自の道を歩んでいる。稼ぐだけでなく、時間をつくってブログに自分の夢や飼い犬のこと、そして26歳にしてシリコンバレーで過去の人になることへの不安について書きつづっている。
シャン氏の投資会社リーガリストは企業に直接投資するプライベートデット(PD)ファンドを運営しており、この半年で約4億ドル(約510億円)を調達した。PDは大手の投資銀行やプライベートエクイティ(PE)投資会社出身の男性がひしめくウォール街で今、熱い分野だ。
シャン氏は20歳だった2016年、同じくハーバード大学を中退したクリスチャン・ヘイグ氏とリーガリストを設立した。だがその後は何年も投資家をひきつけるのに苦労した。
サンフランシスコに拠点を置く同社の旗艦戦略である訴訟ファイナンス(原告の訴訟費用を負担する代わりに、勝訴した場合に勝ち取った額から一定の割合を得る)は、年間総収益率が約25%に達したことがある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。運用資産額は計6億6500万ドル。破綻して再生手続きを行う企業への融資や政府請負業者への貸し付けへと事業を拡大している。
シャン氏はリーガリストを始める前、正式に投資の訓練を積んだわけではない。
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