コロナ禍で閲覧数が急上昇した街ランキング、「住みたい街」圏外だったのになぜ?
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2020年、新型コロナウイルスの流行により、私たちの生活は一変した。住まい選びもその1つ。家で過ごす時間が増える中、現在の暮らしを見直し、住み替えを考える人が増えている。実際、リクルート住まいカンパニーが運営する『SUUMO』の閲覧数は、コロナ禍においても堅調だった。その中で特に注目すべきは、前年に比べて「閲覧数が急上昇した街」。上位トップ20のランキングの中から、今まさに関心を集めている街の特徴を、『SUUMO』編集長の池本洋一氏が詳しく解説する。
「住みたい街ランキング」では圏外なのに
閲覧が急上昇しているのはなぜ?
リクルート住まいカンパニーでは、昨年12月に「SUUMO閲覧数が急上昇した街ランキング2020」を初めて発表しました。2020年1月から9月にかけて、ユーザーが閲覧した賃貸物件の閲覧数を街(駅)ごとに集計し、前年の同じ期間に比べてより閲覧数が伸びた街をランキング化したものです。上位を見ていくと、同じくSUUMOが毎年行っている「住みたい街ランキング」と違う顔ぶれに。そこからは、コロナ禍における街選びの傾向や変化なども見て取れます。
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閲覧急上昇トップ3の特徴は
「郊外」で「利便性が高い」こと
まず、1位は埼玉県の「和光市」。和光市駅は東武東上線のほか、有楽町線や副都心線の始発駅。東京都心部の地下鉄が埼玉県まで乗り入れていることがそもそも稀少なのですが、それに加え、2013年に副都心線と東急東横線の相互運転が開始されてからは、新宿三丁目駅、渋谷駅にも直通できるなど交通利便性が向上しています。東京の板橋区に隣接している立地の優位性も、注目を集めているポイントでしょう。
さらに、昨年3月には南口の再開発も完了し、駅ビルがリニューアルしました。商業施設「EQUiA PREMIE和光」が開業し、成城石井やマツモトキヨシなど25店舗が入ったことで生活利便性が向上。今後は駅北口の再開発も予定されており、さらに街への関心が高まりそうです。それでいて、家賃はリーズナブルであるところも魅力ですね。
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