「8秒外出」で罰金36万円、台湾に学ぶべきコロナ対策
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台湾南部の高雄市のホテルにおいて、コロナで隔離中だったフィリピン人が無断で部屋から8秒間出たとして、当局から過料として10万元(約36万円)の支払いを命じられた。12月7日にNHKやCNNなどが報じると、瞬く間にSNSなどで話題になった。だが、多くの台湾人は、台湾の「常識」が世界の「非常識」であることに驚いているようだ。日本で再びコロナ感染者が増える中、なぜ台湾はコロナを封じ込めることができたのかを、改めて検証したい。(アジア市場開発・富吉国際企業顧問有限公司代表 藤 重太)
台湾の空港で
PCR検査をしない理由
今回の36万円の支払い命令に対し、日本での反応はさまざまだ。
「ガチで国が感染対策をすれば、コロナウイルスの死者はゼロにできる好例」「海外ではこれがむしろスタンダード」「これくらいやらないと」「台湾を見習え」とおおむね好意的に受け止められている。
しかし、一方で、「人権はどうなる」「やり過ぎだ」などの声も聞こえる。
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