「Go To トラベル」での政府対応が、ダメすぎる5つの理由
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Go To トラベルを
かたくなに優先する政府
11月に入って以降、多くの都道府県で新型コロナウイルスの感染者数や重症者数が、過去最高を更新している。本格的な感染拡大が始まったというのに、どう見ても政府の対応はのんびりしている。感染拡大を防止しようとする危機感(本気度)が、国民に伝わってこないのはどうしてなのか。そこには大きく5つの理由がある。
1つ目は、感染症対策よりもGo To トラベルをかたくなに優先させる姿勢だ。
政府は、Go To トラベルを全面的に中止あるいは停止する気はまったくない。
政府の分科会が「拡大した要因の一つが人の動きだ」という方針を示したので、仕方なく感染拡大地域では一時停止にした。どうしてそんなにGo To トラベルをやめたくないのかというと「菅首相の肝いり政策だ」とか「せっかく経済効果が出てきたので水を差したくない」というのだ。
しかし、今までにない「感染者数と重症者数の増加という危機的状況」にあって、首相の肝いりかどうかは関係ない。経済効果について、首相は「政府の役割は国民の命と暮らしを守ることで、暮らしを守らなければ命も守れなくなる」というが、命がなくなれば暮らしもない。当然、命が最優先で暮らしはその次になる。
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