「ビールが体にいい」という新説の科学的な理由とは
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飲むと太る、痛風になる、夜が弱くなる、脳が縮むなどさんざんな言われ方をしてきたビール。だが、最新の研究ではアンチエイジング効果に優れた性質があることも判明している。新型コロナによるマスク着用で夏バテリスクが高まる中、キンキンに冷えたビールでこの夏を乗り切ってはいかがだろうか。(サイエンスライター 川口友万)
誤解が多い
ビール腹の意味
ポッコリ突き出た中年男性のおなか、「酒腹」でも「サワー腹」でもよさそうなものなのに、誰が名付けたか、「ビール腹」。
元々はビール樽のような突き出たおなかの意味だったが、いつの間にか、ビールを飲むと太ってビール腹になると言われるようになった。
ビールを飲むと太るというのは定説になっている。
ところが、最近の研究でビールは太るどころかやせる酒ではないのかと考えられているのだ。
ビールは基本的に麦とホップからできている。ビールの苦みや細かい泡を生み出し、ビール特有の香りを醸し出すのはホップの役割だ。そしてこのホップに素晴らしい効能があることが判明している。
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