緊急事態宣言の再発令を避けるべきこれだけの理由

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東京東京都では新規感染者数が急増中だ Photo:Aflo

新型コロナウイルスの感染者数が増加しはじめたことから、緊急事態宣言を再発令すべきだという意見も聞かれはじめたが、経済への打撃が甚大になりかねないので、再発令は避けるべきだ。(経済評論家 塚崎公義)

企業の倒産が激増しかねない

飲食店などは、前回の緊急事態宣言発令を受けて客が激減し、利益と資金繰りが大幅に悪化したはずである。収入が激減しても、社員の給料等々の固定費はかかるからだ。

幸いなことに、比較的短期間で緊急事態宣言が解除されたことから、手元資金が底を突く前に客が戻ってきた飲食店なども多かったであろう。通常の店はある程度の手元資金があるため、緊急事態宣言が発令されてすぐに倒産するということは考えにくいからだ。

彼らは、これから少しずつ利益を稼いで、手元資金も少しずつ積み上げていこうと頑張っているはずである。そんな時に、もし緊急事態宣言が再発令されてしまったら、倒産が激増しかねない。

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