ゴーン被告の潔白主張会見、日産「私物化」反論に証拠なし
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ゴーンの「独演会」となった
レバノンでの記者会見
年末から年始にかけて話題となったのがカルロス・ゴーン氏(日産自動車元会長)の海外逃亡だ。そのゴーン氏が逃亡先のレバノンで、日本時間の8日夜、記者会見を行った。
ゴーン氏は、2018年11月に金融商品取引法(金商法)違反と特別背任の罪で起訴され、被告となった。同被告が保釈中であるにもかかわらず、2019年12月29日に極秘に国外逃亡を図ってレバノンに駆け込んだのだ。
年が明けてゴーン被告は、レバノンで8日に会見を開くことを明らかにし、その会見内容が注目されていた。
このゴーン会見に先立ち、7日に日産自動車は
「当社の元会長カルロス・ゴーン氏が裁判所の定めた保釈条件に違反し、裁判所の出国許可を得ないままレバノン共和国へと逃亡したことは日本の司法制度を無視した行為であり、極めて遺憾です。
これまで当社は、適性かつ公正に内部調査を実施し、ゴーン氏による数々の不正行為を認め経営者として不適格であるとの判断により、社内のすべての役職を解任いたしました。同氏による不正規模は報酬虚偽記載や会社資産の私的流用など多岐にわたり、極めて甚大なものです。また、これまで発表されている通り米国SECも同氏の不正を認定しており、フランス国内においても同氏を被疑者とする捜査が開始されております」
との声明を公表した。
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