他部署との仲違いは上司が勝手に作った壁
あなたが壊せばいいのです

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会社全体の視点から、
自分の役割をとらえてみよう

仕事に当事者意識を持つためには、まず自分のいる会社の考え方をしっかり頭に入れておく必要があります。

それは当たり前のことのようにも思えますが、「仕事が面白くない」と言っている人には、案外と自分の会社の理念を知らない人も多いのです。しかも哀しいことですが、ときどき管理職のような方にもいる。正直、「じゃあ、何でその会社にいるの?」と、こっちが聞きたくなります。

経営理念というのは、会社が果たすべき使命そのものです。だからこれが浸透していないのは、そもそも問題がある。とはいえ、やはり経営理念のようなものが形骸化している会社も、世の中には多くあるのが現実です。

しかし、現にそこで仕事をしているのはあなた自身なのです。与えられた仕事を「つまらない」と断定する前に、まずは自分が携わっている仕事が"会社の果たすべき使命"のなかでどんな役割を果たしているのか。それを把握したうえでないと、「面白い」「面白くない」を判断するのは、意味のないことだと思います。

現実に会社の理念の実行は、あなただけでなく、他の部署の他の社員たちが、さまざまな役割を果たすことによって成されるものです。

だとしたら自分の果たしている役割を知るだけでなく、他部署がどんな役割を果たしているのか、一体どんな仕事をしているのか。それを理解しておくことも、自分の担っている役割を広い視点で見るためにも有効になります。

ところが、それを知らないビジネスパーソンが非常に多いのです。もっと積極的に他の部署の人と話をすべきではないでしょうか。

会社によっては部署と部署が仲違いしていて、なぜか壁がつくられているようなところもあります。でも、そんなものは上司が勝手につくった壁なのですから、働いているあなたが積極的に壊していけばいいんです。

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