ToshiYasuiBlog

慶應義塾大学大学院システムズデザイン・マネジメント研究科の教員である筆者が、ポストシステム思考・ポストデザイン思考の研究教育のさまざまな試みを自省しつつ、日々の振り返りとして書きつづる

「見えるを援ける」のprototyping rapidly

dpro3

慶應SDMのデザインプロジェクト。この土曜日は、宿題になっていたprototyping rapidlyの報告会が最初。上の写真は「見えるを援ける」のテーマで、「眼がよくなるツボ押し機」のプロトタイプ開発過程の説明中。

「見えるを援ける」のほか、「慶應SDM大部屋の活性化」などのテーマで、2時間を超える白熱した発表会でした。
いや〜、みなさんの枠外発想、楽しませてもらいました。笑った、笑った。

でも、TED XでのGoogle Glassのプロトタイプ過程のプレゼンを見ても、顧客と企業が協創してfail fastの原則の下で、どんどん枠外へ発想をシフトしていく「共感のためのプロトタイプ」「経験プロトタイプ」では、みながやっていることの本質は、Google Glassの開発過程と本質は同じなのではないか、とちょっぴりうれしく思う。ふふ。

以下も、「見えるを援ける」のプロトタイプのいくつか。メガネッぽいところにとどまっていないところが、何ともいい感じ。

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この日の講義・演習は、盛りだくさん。このあと、CVCAと欲求連鎖分析(WCA)、「引き算」フィールドワークの宿題発表(「家」と「会社」をそれぞれ1週間「引き算」=断捨離してしまった学生がいたのには驚いた)、storytellingの講義。

そしてスタンフォード大学のProf.Dr.Kurt Beiter による西海岸テイスト溢れる機械工学の講義・演習。土曜日の夜、one night assignmentのために徹夜してしまった学生グループもあったとか。

学生たちのデザインプロジェクトにかける熱意と集中力、素晴らしいなあと感動しています。

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  1. 2013年05月19日(日) 22:43:38|
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横浜市港北区日吉の大学院でポストシステム思考・ポストデザイン思考のイノベーション研究をしています。社会システムや政策デザインが主な関心です。

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