一般公開シンポジウム「発達障害研究の最前線」開催のお知らせ【終了しました】
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、文部科学記者会、同時配布)
独立行政法人 国立環境研究所
センター長: 新田 裕史
主任研究員: 前川 文彦
東京医科歯科大学 難治疾患研究所
近年の小児の発達障害罹患率の増加は大きな社会問題となっていますが、その原因は未だ解明されていません。このシンポジウムでは発達障害の発症原因の解明や治療を目指して研究を行っている5名の研究者が各自の最先端の研究成果をわかりやすく解説します。
発達障害に関心を持つ市民・学生の皆様にご参加いただき、研究の取り組みに関して知識を深めていただければ幸いです。参加費は無料で事前登録も必要ありません。多数の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
1. 概要
タイトル
東京医科歯科大学難治疾患研究所・国立環境研究所共催シンポジウム
「発達障害研究の最前線 The research frontier of neurodevelopmental disorders」
開催趣旨
近年、コミュニケーションや認知に障害をきたす発達障害を持つ小児の割合が増加しており、大きな社会問題になっています。発達障害の原因として、遺伝的要因や環境要因など様々な可能性が考えられていますが、近年の発症率増加の理由は未だ明らかではありません。
東京医科歯科大学 難治疾患研究所と国立環境研究所では、それぞれ生物学的手法を用いて、遺伝的影響と環境的影響が発達障害発症を導くメカニズムの解明に取り組んでいますが、発症の予防や治療にさらに一歩でも近づくためには、臨床研究(注1)、疫学研究(注2)など様々な研究アプローチとの連携が不可欠だと考えています。
このシンポジウムでは、大学や研究機関において、異なったアプローチで発達障害を研究している5名の研究者が各自の最先端の研究成果をわかりやすく解説します。シンポジウムを通じて、今後研究者がどのような連携体制をとっていくことが発達障害克服への近道なのか考えていきたいと思っています。また、この分野に関心を持つ多くの市民・学生の皆様にご参加いただき、研究の取り組みに関して知識を深めていただければ幸いです。参加費は無料で事前登録も必要ありません。
注1) 病気にかかった方にご協力いただき、検査や治療の中でデータを集める研究アプローチ
注2) 集団を対象として病気の頻度や分布を調査し、病気の要因を明らかにする研究アプローチ
主催
東京医科歯科大学 難治疾患研究所、(独)国立環境研究所
日時
平成25年11月27日(水)13:00〜17:20(12:30開場)
場所
東京医科歯科大学M&Dタワー2階 鈴木章夫記念講堂
(東京都文京区湯島1-5-45)
参加費
無料(事前申し込み不要)
参加予定数
200名
プログラム
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13:00〜13:10 「開会の挨拶」東京医科歯科大学 難治疾患研究所 所長 北嶋 繁孝
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13:10〜13:15 「本シンポジウムの目的」東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授 田中 光一
-
13:15〜14:00 「自閉症スペクトラム障害の脳画像解析から治療開発へ」東京大学医学部附属病院 精神神経科 准教授 山末 英典
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14:00〜14:45 「発達を支える子どものリハビリテーション−エコチル調査に期待すること」独立行政法人国立成育医療センター リハビリテーション科医長/発達評価センター長 橋本 圭司
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14:45〜15:30 「モデルを用いた発達障害研究—脳プロにおける発達障害研究」東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授 田中 光一
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------- 休憩 -------
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15:40〜16:25 「自閉症スペクトラムのゲノム解析」名古屋大学大学院医学系研究科 精神医学分野 准教授 アレクシッチ ブランコ
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16:25〜17:10 「東北メディカル・メガバンクにおける発達障害研究」東北大学災害科学国際研究所 災害公衆衛生学分野 教授 栗山 進一
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17:10〜17:20 「閉会の挨拶」独立行政法人国立環境研究所 環境健康研究センター センター長 新田 裕史
2. 問い合わせ先
国立環境研究所 環境健康研究センター
前川文彦 主任研究員
TEL: 029-850-2237
E-mail: fmaekawa(末尾に@nies.go.jpをつけてください)
東京医科歯科大学 広報部広報課 岩井
TEL: 03-5803-5833
E-mail: kouhou.adm@tmd.ac.jp
アクセス
駐車場は利用できません。公共交通機関でお越し下さい。
-
鉄道利用:JR御茶ノ水駅(中央線・総武線) 徒歩5分地下鉄御茶ノ水駅(丸の内線) 徒歩2分地下鉄新御茶ノ水駅 (千代田線)徒歩7分
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バス利用:御茶ノ水駅前(都営バス東京駅北口荒川土手間)徒歩5分
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