【動画】頭上を飛ぶコウモリをわしづかみにするネズミ。(VIDEO BY KNÖRNSCHILD LAB, MUSEUM FÜR NATURKUNDE BERLIN) 都会で冬を越す在来種のコウモリにとって、外来種のドブネズミ(Rattus norvegicus)がどの程度危険な存在かを調べたところ、ネズミの恐るべき能力と大きな影響が明らかになった。ネズミたちは飛ぶコウモリを巧みに捕らえ、越冬場所の群れを組織的に襲っていた。論文は10月10日付けで学術誌「Global Ecology and Conservation」に発表された。 ドイツ北部の暗い洞窟の中、1匹のドブネズミが、尾でバランスを取りながら後ろ脚で立ち上がる。ネズミはふいに上に向かって手を伸ばしたかと思うと、空中を飛んでいるコウモリをわしづかみにし、その体に噛みついた。赤外線監視カメラに記録されたその映像を初めて見たときに、論文