(追記) (追記ここまで)
トップ> ガジェット> PLUSのコンパクト裁断機「PK-113」で、文庫の自炊がバリバリ再開できるぞ!
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日本でのアマゾンのkindleストアの突然のスタートから、約1年が過ぎて、電子書籍界隈も、ひと落ち着きしてきました。
1年運用されたので、いろいろなことがわかってきているのですが、ここで改めて自炊について考えてみたいと思います。
以前、とある人とこんな話をしていました。
「kindle化されたら、手持ちの本は自炊しないで、もう処分してもいいよね」
要するにお金を出せば電子書籍のデータが得られる状態であれば、無理に自炊することはないという話です。つまり、手持ちの本を自炊するよりも、kindle化を待つ方がいいんじゃないの?ということです。
ところが、最近になって、どうもそういうのんきなことを言ってられなくなってきていることがわかってきました。
どうことかというと、いくらデジタルデータがあるといっても、それを各社の電子書籍フォーマットに合わせて加工して、検証する工数と予算を考えると、出版社が古い本や一度絶版になった本をわざわざ電子化することは、あんまり期待できないという話です。
実際、私も手持ちのときどき参照したい本をアマゾンでチェックしていると、あっさり絶版になっていることということに、何度か出くわしてます。
これはまずい。
これは、自分の自炊スキルを高めておく必要があるというわけです。そして、実際に自炊を一度でもやってみると、すぐにわかることがあります。
それは、自炊のトラブルというのは、ほぼ裁断のミスに集中しているということ。自炊の際スキャナーは、ほぼミスをしないということです。
なので、自炊のノウハウというのは、かなりの部分がうまく裁断できるかどうか?というところにかかっているのです。
そんなわけで、そろそろ文庫の自炊辺りから再開しないといけないなと思っていたところ、うそみたいな話なんですが、PLUSのまったくあたらしいコンパクト裁断機のモニターのお話をいただきました。
リンク: 「コンパクト断裁機 PK-113」新発売 | PLUS プラス株式会社/PLUSグループ | オフィス家具/文具・事務用品/コピーボードの製造・販売.
[引用]一度で多枚数の紙を切ることができる断裁機は、学校・オフィスでの利用のほかに、近年は手持ちの本や雑誌を裁断して電子書籍化する「自炊」人気などにより、個人の需要が急増しています。本製品はこうした市場ニーズに応え、プラス独自の機構「パワーアシストメカニズム」と新開発の鋭角刃を採用することにより、従来品比1/4の軽い切れ味と、デスクに置けるコンパクトサイズ、軽量化を実現しました。また、刃部分に指が触れない安全設計ですから、ご家庭や学校・オフィスで安心してご使用いただけます。
▼プラス 裁断機 コンパクト断裁機 PK-113 ホワイト 裁断幅A4長辺 26-310
B00J7ECG52
ということで、コンパクト裁断機届きました。
たしかに、A3までまで対応している裁断機にしては、かなり小さいです。
箱を開けるとこんな感じ。しっかりパッケージされています。
このコンパクト裁断機「 PK-113」がコンパクトである理由がここ。
紙など、裁断するものを置くスペースを開いて使うんです。なので、普段はコンパクトに収まってくれるということです。
裁断する際のレバーの全貌はこんな感じ。
紙を切るのに使う、これまでの裁断機というのは、実はレバーと歯が一体化していました。
これ、深く考えなくてもわかることですが、危ないんです。特に小さい子供がいる家に裁断機なんておけない理由はここにあります。
でも、このPLUSのコンパクト裁断機の場合、紙を切る歯は上の写真でいうと、本体の半透明なグレーのカバーの先にあります。
つまり、裁断機の危なさの原因である歯は本体の中にあって、露出していないんですよね。これはうれしい。小さい子供だけでなく、大人だって、あの裁断機の歯で大怪我するなんて簡単なことですから。
また、このコンパクト裁断機「 PK-113」では電池を使います。単四電池2本です。なんのために必要なのかは、あとで説明します。
ということで、さっそく文庫を自炊のために裁断してみます。文庫と比較すると、このコンパクト裁断機の大きさが伝わるでしょうか?
今回、自炊するのは『火刑都市』。
島田荘司、初期の名作のひとつで、水辺の街としての東京を描いだ意欲作。そして、速水健朗さんによる劇場版パトレイバーとの類似の考察がスリリングな作品です。
▼機動警察パトレイバー2 the Movie [Blu-ray]
B0018KKQB4
リンク: 2012年05月27日Part8(外伝2)「東京論2012」 (文化系トークラジオ Life).
[引用]→パトレイバー劇場版と島田荘司『火刑都市』の類似(速水)
リンク: パトレイバー2は釣りバカ日誌1から生まれた。:[mi]みたいもん!.
[引用]『釣りバカ日誌1』を最初に見たとき、前述の冒頭シーケンスの見事さにやられまくっていた私が後に『パトレイバー2』を見たとき、これは釣りバカだ!と思ったことをつらつらと書いていたら、こんなことになってしまいました。
推理小説としての評価については、いろいろあるみたいですが、この時期東京の水辺に注目していた人は少なく、私が東京の水辺に興味を持ち始めたのは、同じく島田荘司の『ギリシャの犬』(御手洗潔の挨拶に収録の短編)がきっかけです。
余談が長くなりましたが、とにかくですね!この『火刑都市』の文庫が絶版なのです。これはもう電子書籍になることも、あまり期待できません。
ということで、こういう大事なものは、まずは自炊しておくしかないのです。そして、自炊デビューということで考えても、文庫から始めるってのはいいわけです。
単行本と違って、文庫の表紙はペラペラですし、そもそも本そのものの紙が小さい。
文庫をこのPLUSのコンパクト裁断機で裁断する際の注意点としては、A4コピー用紙60枚が一度に裁断できる性能なので、いきなり一冊まるごと裁断はできないことです。
まずは、表紙をカット裁断。
上に赤い線が見えるのわかりますか?
これがPLUSがカッティングラインと読んでいる紙を裁断するためのガイドの光る線です。電池はここで使われているLEDを光らせるためにあったわけです。
うすいグレーのカバーの影響もあるのでしょうか?
紙をつっこみと思った以上に、はっきりとLEDによる光ははっきり見えます。
あとは、これで狙いを定めて、裁断カットするだけです。
ということで、表表紙とうら表紙がきれいにカットできました。
続いて、文庫本体の方を裁断。
A4コピー用紙60枚が、このコンパクト裁断機の基本性能なので、まずは60ページまでで裁断。
裁断機の開く部分はそのままゲージになっています。同じものをカットする場合、ここも目印として使えます。
光るカッティングラインについては、AUTOをオンにしておけば、フタを開くと自動的に光ります。これはもうオンに限りますね。
ということで、無事に文庫一冊の裁断が終了。
今回ははじめてこのコンパクト裁断機を使うこともあり、恐る恐るやった部分もありました。
それでも、30分もかかるんてことはなくて、10分程度で終わったと思います。慣れれば、この裁断時間はもっと短縮できそうです。
また、文庫の紙は最初の60枚から徐々に増やしていって、80枚ぐらいであれば、無理なく裁断できました。
この裁断の際に力を使わずにさくっと裁断できるのも、このコンパクト裁断機のすごいところ。腕力でえいやぁあ!と切るなんてことはしなくてもいいんですよ。すごいです。
100枚だとカットできないことはないけど、少し歪むという感じ。この辺はやりながら、紙質と紙の厚さ次第で調整ですね。
裁断が終わった文庫から出てきたゴミ。
文庫の背中部分にある糊はアイロンで溶かすともっときれいにはがれるのですが、めんどくさがりなので、今回は手で引っぺがしました。
裁断が終わり、紙がばらばらになっていることを確認して、いざスキャン。
この文庫一冊分のスキャンも数分レベル。
今回は、Evernote版のScanSnapを使ったのですが、さすがに300ページの文庫(約175MB)をそのままEvernoteに保存することはできません。
3回ぐらいに分けてスキャンしたものを、あとで合体させて、PDFのみを他の場所に保存しました。
個人的には、最近自炊はさぼり気味で、ちょっと久々の作業だったのですが、このPLUSのコンパクト裁断機と安定のScanSnapのおかげで、あっさりすんなり作業を進めることができました。
すばらしいことです。すばらしい裁断機とすばらしいドキュメントスキャナー。こんな自炊の作業ひとつとっても、少し前はこんなに簡単にできなかったですよ。
技術革新バンザイ!
ということで、このPLUSのコンパクト裁断機。全身全霊でおすすめです!重さも、そりゃ裁断機なので、軽くはないですが、これまでの裁断機と比較すると、かなり軽くなっていますよ。
▼プラス 裁断機 コンパクト断裁機 PK-113 ホワイト 裁断幅A4長辺 26-310
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投稿:by いしたにまさき 2014 04 16 07:03 PM [ガジェット] | 固定リンク
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