みたいもん

(追記) (追記ここまで)

トップ> ガジェット> YAMAHAのVMAX、もの作りの情熱とMADE IN JAPANという誇り

いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ×ばつ震災〜 01 それはメッカコンパスから始まった|Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ×ばつラウンドアバウト〜 運転する人をサポートすること |Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ×ばつグッドデザイン大賞〜 通行実績情報マップがライフラインになった日

HONDA、もうひとつのテクノロジー ×ばつ震災〜 01 それはメッカコンパスから始まった (カドカワ・ミニッツブック) Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ×ばつラウンドアバウト〜 運転する人をサポートすること<「HONDA、もうひとつのテクノロジー」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック) Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ×ばつグッドデザイン大賞〜 通行実績情報マップがライフラインになった日<「HONDA、もうひとつのテクノロジー」シリーズ> (カドカワ・ミニッツブック)

2009年03月12日

YAMAHAのVMAX、もの作りの情熱とMADE IN JAPANという誇り

YAMAHAのVMAXと言えば、車で言うとGTR。いわゆるカテゴリーを超越したモデルとして有名な伝説の領域のバイクです。

リンク: ヤマハ・VMAX - Wikipedia.

[引用]

Vmaxを作る際、本国(日本)のエンジニアが、アメリカ合衆国側に「作るにあたってどの程度の出力を目安にすれば良いか?」と言う質問に対しアメリカ側は「出せるだけ」と即答したという事は有名な話。

私のバイク体験といえば、小学生の頃に少しだけかじったポケバイ以上のものはなにもないのですが、学生時代の友人にお父さんがVMAXに乗っているという自慢をされたことは記憶に残っています。

そのVMAXの四半世紀ぶりのニューモデルである新VMAXの発表会にYAMAHAさんからご招待を受けて、お邪魔してきました。

場所はなんと国立新美術館

でも、会場に入ってみて、YAMAHAさんがなぜこの国立新美術館という場所にこだわったのかはすぐにわかりました。

この国立新美術館のロビー。片側は一面のガラス張り。ここからきれいな自然光が入るから、VMAXを美しく展示するのに実におあつらえ向きなんですね。

ああ、なんてかっこいいんだ。まさに男のロマンです。

もちろん、VMAXに乗るのは限定解除の免許とこのビックバイクを乗り回す腕と体格が必要ですから、私には見果てぬ夢の世界ではあります。

一見してVMAXから受けた印象はバイクの未来です。別の言い方で表現すると、要するに「AKIRAの金田のバイク」です(実際のVMAXはピーキー過ぎるなんてことはないそうです)。

ということで、軽く見てからプレゼン会場へ。

▼新型VMAXプレゼンテーション
[埋込みオブジェクト:http://www.flickr.com/apps/video/stewart.swf?v=68975]

プレゼンはYAMAHAからとデザインを行ったGK Dynamicsの一条さんから。終わってみれば、VMAXの発表会にこれだけの人が集めるのは当たり前という内容でした。

YAMAHA

  • 日本のモーターサイクルの財産であるVMAXをどうするか?
  • マーケットに責任がある
  • VMAXは日本発信のオリジナルモーターサイクルである=
  • 多彩な最強エンジン「怒濤の加速感」
  • 日本人の緻密な工業製品作りと技術、つまりMADE IN JAPANへのこだわり
  • USでは空母ミッドウェイの上で発表会を行った
  • 日本の美意識をむしろ日本で訴えたい

GKダイナミックス

  • YA1以来50年以上、すべてのYAMAHAのバイクを手がけている
  • 他にもいろいろなものをデザインしている,NEX,東京オリンピック招致委員会のロゴ
  • ものを彫刻的に捉えている
  • 初代コンセプトはアメリカン魂コンセプト、強く速く力のあるアメリカ
  • VMAXからVMAXへ
  • オリジンはロングライフを産みブランドを創る
  • VMAXらしさとは提案力である、先代VMAXがライバル
  • GKダイナミックス史上最多のスケッチ
  • 内燃機関はヒューマンなもの,人間の感性に最も近い有機体
  • 金剛力士像に注目したデザインしたダイナミズム
  • デザイナー自らがクレイモデルを作っているケースはほとんどない
  • 美しくなければVMAXではない、力強くなければVMAXではない

発表会が終わって、もう一度1階で展示されているVMAXを見ました。そこにはクレイモデルやもう先代となったVMAXも展示されていました。

こうやっていろいろとお話を聞いた上で見ると、またいろいろと思うこともあります。

▼先代VMAX

▼新VMAX

▼先代VMAXのメーターまわり

▼新VMAXのメーターまわり

こうやってみると、先代VMAX今みても十分かっこいいんですよ。この偉大な先代を超えるデザインというのは、すばらしい仕事であると同時にとんでもなくプレッシャーのかかる仕事だったんだろうなあと思いました。

▼YAMAHA New VMAX発表会の写真全部
[フレーム]
Created with Admarket's flickrSLiDR.

そうそう、YAMAHAのVMAXのスペシャルサイトもどうぞ。VMAXとその発表会同様に気合いの入った出来映えです。

Yamaha_vmax_special_site

リンク: YAMAHA VMAX Special Site.

それにしても、帰り道発表会の会場にいた人たちの顔を思い出してみるに、いい大人があんなに大人数で楽しそうにしている光景ってのは久しぶりに見た気がします。

いい仕事と誇りが人にああいう顔をさせるんでしょうね。

(追記) (追記ここまで) (追記) (追記ここまで)

« iPhoneのトイカメラぶりを加速するCameraKit | トップページ | プーチンのロシア、あなたはなんでそんなに凄腕なのですか? »

投稿:by 2009 03 12 01:25 PM [ガジェット] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: YAMAHAのVMAX、もの作りの情熱とMADE IN JAPANという誇り:

*これまでにプロデュースしたカバンなど

あたらしいひらくPCバッグ
IMG_2734.jpg

iPhoneも入る財布
IMG_2623.jpg

CamiAppSメモパッド専用 ブックマークホルダー
IMG_3175.jpg

たためる打ち合わせバッグ for CamiApp
IMG_3171.jpg

ブロガーズトート
IMGP0129.JPG

ひらくPCバッグ
P2182920.JPG

とれるカメラバッグ
IMG_2368_DxO

*みたいもん
Best記事

2014:OK Goの日本で撮影された新作PVがすさまじい
2013:セナの走行データとインターナビとログデータのすごさ
2012:EOS 5D Mark IIIの高感度手持ち撮影のすごみ
2011:Chromeの初音ミクCM
2010: グーグルマップ&押井監督
2009: Drobo
2008: Evernote
2007: iKnow
2006: 涼宮ハルヒ
2005: いい歯磨き
2004: コメント欄

*いしたにまさきの著作

・2014年の著作

できるポケット Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイド
4844335774

・2013年の著作

Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド 無料ではじめる電子書籍セルフパブリッシング
4844333976

・2012年の著作

都市と書斎のランドスケール
B00ASOBQJC

あたらしい書斎
4844332783

Evernoteオールインワンガイド
4844332430

・2011年の著作

できるポケット Google+ グーグルプラス スマートに使いこなす基本&活用ワザ 70
4844330993

楽しいみんなの写真 -とにかく撮る、flickrで見る。ソーシャルメディア時代の写真の撮り方・楽しみ方
4861007542

カラー版 机も頭もすっきり! デジタル化情報整理術 (COLOR新書y)
4862487297

できるポケット Twitterをスマートに使いこなす基本&活用ワザ100 [できる100ワザ ツイッター 改訂新版]
4844330063

できるポケット+ Evernote 改訂版 (できるポケット+)
4844329979

日本の若者は不幸じゃない (ソフトバンク新書)
4797362693

・2010年の著作

できる100ワザ iPhone 4 3週間でiPhone名人になれる本
4844329693

マキコミの技術
4844329588

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である
4774144681

できるポケット+ Evernote 活用編
4844328816

できる100ワザ ツイッター Twitterパーフェクトテクニック (できる100ワザシリーズ)
4844328255

できるポケット+ Evernote
4844328271

・2009年の著作

ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
4839933162

・2007年の著作

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング
4822245772


Web
mitaimon

 

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /