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2008年09月24日

「シンラドームテクニカルデモ」様々なコンテンツとシンクロする科学技術館シンラドームのすごさ

「シンラドームテクニカルデモ」に参加してきました。場所は科学技術館。

雨の中、清水門から科学技術館に入っていくルートは、都内でも指折りに好きな散歩ルートです。中1ぐらいの頃、友人たちとなんだかわかんないけど、ほぼ毎週科学技術館に通って、うどんとか食ってたことを思い出しました。

さて、石垣の話はこの辺にして。

シンラドームです。シンラドームと言ってもなんだかわからないと思いますので、さくっとまとめてみましょう。

  • 科学技術館にある
  • ドーム型の施設である
  • Univiewによる3Dの立体映像を体験できる
  • 映像エンジンはMitakaUniviewのいいとこ取り

時間にして、2時間ほどのツアーだったのですが、面白かったですねえ。で、とにかくいちばん感激したことというのは、そのドームでも、立体映像でもありませんでした。つまり、シンラドームのホントのすごさはその汎用性の高さにあるということです。

で、そのすごさについては、またあとで書くとして、まずはツアーで見せてもらった映像について!

▼シンラドームテクニカルデモの写真(最初、清水門の石垣が続くのはご愛嬌)
[埋込みオブジェクト:http://www.flickr.com/apps/slideshow/show.swf?v=59913]

これらの映像はなんかどっかで適当にモデリングして作ったものじゃないんですね。

ちゃんとデータをベースにスーパーコンピューターで物理法則に則って計算されて作られている映像だということです。

その証拠に、ちゃんとシンラドームの外には、こうやってちゃんと本物のスーパーコンピューターが鎮座しています。ひと昔前には、ちゃんと世界のスーパーコンピューターにランクインしていたやつらしいです、すげえ。

まずは地球と人工衛星の軌跡の映像

そして、地球を取り囲む地場(太陽風)

しかも、恐るべきことに、そのスーパーコンピューターで処理された映像を実際にシンラドームに投影するには、ものすごく高級なシステムを使っているわけじゃなく、しかもPS3のコントローラーで映像そのものを動かすことまでできてしまうというすごさ。

太陽系からスケールアップして、12星座の領域まで引いていく映像

さらにスケールアップして銀河系のはずれ

さらにスケールアップして、人類の観測領域をはみ出しつつある映像

さて、写真ばっかりじゃあれなので、動画もお見せしましょう。

ただし、立体映像については、専用の分光グラスがないと見ても意味がないので、ここでは立体ではない映像をお見せします。でも、これも充分すげえんですよ。

[画像:synra3d_message by you.](注記)このメッセージ「Please wait」以降が立体映像ではない映像です。

▼シンラドームテクニカルデモの写真(ただし立体映像はほとんどなし)
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/A6HwvshpEq8&hl=ja&fs=1&color1=0x402061&color2=0x9461ca]

7分45秒ぐらいから、地球の上にグラフをマッピングしている映像が出てきます。地球の映像に各国の石油(オイル)消費量のグラフを回っている地球の映像にそのままマッピングしているんですね。しかも、それまでの映像からシームレスにつながっている。

そもそも限りなくオンタイムに近い地球を映像をNASAからインターネットでひっぱってきて、そこに違うデータをマージして、これまで体験したことのない様な形で見ることができる。

シンラドームの汎用性のすごさというのは、ここなんですね。ネット経由でも、ローカルデータでも、その場でマッピングしてマージできるんですよ!なんだこれ!なんだそのシステム!

こちとら、つくば万博ぐらいから、ドーム映像とか立体映像なんていうのは、それこそプラネタリウムまで含めると、何十回も経験しているわけです。

でも、それって結局専用システムでしかなくて、こういうことになっちゃうわけです。

  • つくば万博ではそれ専用の映像しか見れない
  • IBM館では松本零士の映像しか見れない
  • プラネタリウムでは星空しか見れない

じゃあ、なんでこのシンラドームがこういう設計になっているかというと、それはもう設計者の高幣俊之さんが「そうでなくてはいけない」と考えているからに他ならないのだと思います。

実際、デモの後の懇親会でも「このシンラドームでいろんなことをやってみたい」と高幣さんは言ってました。

個人的にシンラドームでやってみたいことを、実現可能かどうかはあまり考えずに羅列しておきます。

  • 公開されているWebCamの映像を地球映像とシンクロ
  • いっそUstreamも地球映像とシンクロ
  • GPS情報を公開している飛行機、船をリアルタイムで地球映像とシンクロ
  • 隠しコマンドを入力すると惑星メーテルが出てくる
  • 盛り上がっているスレッドをグラフ表示して地球映像とシンクロ、炎上しているところはホントに燃やす

確かにゲームとかもやってみたくはあるんですが、個人のインタラクティブ性というのを、このシンラドームで追求しても仕方がない気がするので、世界を今起きてることを、なんらかの形で映像化して、それをインタラクティブに会場でシェアするというのがいいなあと思います。

あ、そうだよ。

MAKE:TOKYO 03は、科学技術館でやるべきなんじゃないんですかね。もちろん、このシンラドームを使って!

リンク: MAKE: Japan: Make: Tokyo Meeting 02 開催日・会場決定!!.

さて、最後に!

このシンラドームは科学技術館に行くことで、誰でも見ることができます。

Synra

リンク: 科学技術館|展示案内|フロア別案内: 4B シンラドーム.

ただ、普段の展示は出来上がった映像をそのまま流しているだけなので、いやそれでも充分すごいんですけど!、できれば!どうせなら!人がオペレートしているときに行った方が、ずっと面白い体験になると思います。

リンク: 科学ライブショー「ユニバース」.

【参加者の「シンラドームテクニカルデモ」関連エントリー】

リンク: ORIHALCON Project: シンラドーム テクニカルデモやりました.

[引用]

シンラドームの醍醐味は直接触れて体験することだ!というわけで、縁のある方々をお招きして「シンラドーム テクニカルデモ」を開催しました。いま上映中のコンテンツから秘蔵ネタまで披露して、この先の展望を語らいながら、じっくり楽しんでいただきました。

(追記) (追記ここまで) (追記) (追記ここまで)

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投稿:by 2008 09 24 01:07 AM [文化・芸術] | 固定リンク

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2004: コメント欄

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