(追記) (追記ここまで)
トップ> 親父> 野戦病院で背中切開されて、ぐりぐりされました。
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今、病院から帰ってきました。まだ痛いです。ずきずき痛いです。
2週間前ぐらいにちょっとぽっこりしたものが出来ていることは指摘されてしっていました。ただ、まあ背中の肩甲骨の下ぐらいなので、鏡を使ってもあんまり見えないし、手でも触れないので、まあ放置していたんですよ。
今週は風邪がひどくなったり、風呂壊れたりして、ひどいことになっていたので、そっちに気を取られていたというのもあります。
で、4日ぐらい前からなんか背中痛かったんですよ。ということで、家人に背中を見てもらったら、赤く腫れ上がっているらしい。それも数センチの大きさらしい。
あちゃーとは思ったもの、なにせGW前ですから病院に行く暇もなく、さらに放置していました。
そして、きのうは夜中にパンを買いにいったりしてたのですが、どうも帰る頃になると、左手がしびれるぐらいに痛い。これはまずいかなあと思いつつも、寝て起きると楽になっていたので、とりあえず寝ました。
今朝起きるときのうの夜よりはましなのですが、やっぱり痛い。でも、きょうは休日。行こうと思っていた皮膚科は当然休み。
区民便利帳を開いてみると、わりと近所に救急を受けている病院があることが判明。電話をすると、病状を聞かれました。事務方の人が先生に相談してくれて、とりあえず来なさいということになったので行きました。
病院に行くと、院長先生らしき人が待っていてくれていました。
「どのぐらい前からだ?」
「4、5日前ぐらいからです。」
「そんなことないだろう、もっと前だろう。」
「そうですね、なにせ背中なのでよく見えないのでもっと前かもしれません。」
「そうだろう、診療室に入りなさい。」
背中を見せるために、服を脱ぎました。すれると痛いので、腫れているところには、バンドエイドを貼っていました。
「こんなの貼ってるから、悪化するんだぞ。はがせ、はがせ、おい!カメラもってこい。」
先生は2、3枚撮影すると、
「これはなあ、すごいくさくなるぞ。この部屋だと匂いついちゃうな。あっちでやろう。」
先生が少しうれしそうだったのは気のせいでしょうか?
隣の部屋(たぶん院長室)に移動してうつぶせになると、そのままカルテ作成のためにいろいろと聞かれました。私は既にうつ伏せになっており、血液検査のために採血されています。
「おいおい、あごの下にティッシュひいてやれ、冷や汗かくからな。」
先生!
「ちょっと痛いからな。」
麻酔です。あっという間に数本麻酔が打たれました。たぶん病院に入ってから、まだ10分ぐらいしか経っていません。まるで野戦病院みたいだなあと思っていると、もう腫れている部分は切開されているようです。
家人のものが「がんばってね」を声をかけてくれると、すかさず先生は
「がんばるのはぼくだから!」
先生、細かいギャグはいいですから・・・。
「ほら、出た!」
白い膿と膿の混じった血液がどんどん出ているようです。あとで聞いた話では、滝の様に出て、横っ腹にも流れていたそうです。
「ほら、この膿が臭いんだよー!ほら臭いだろ!」
先生はうつ伏せで寝ている私の鼻先に膿を吸ったガーゼを持ってきています。
「はい、臭いです。」
先生、匂いはいいですから、早く続きやってください・・・。
「でな!この中にある砂肝みたいなやつをかき出さないといけないんだよ。」
先生、かき出すですか・・・。
麻酔が的確に効いているので、痛みはほとんどありませんが、かき出している振動が伝わってきます。あとで聞いた話によると、金属の耳かきのようなものが2センチぐらいつっこまれていたそうです。
「ほら、これだよ。これが糖のかすみたいなもんなんだよ。これを放っておくと、こういうひどいことになっちゃうんだよ。膿が出ちゃう段階になっちゃうと、袋が破れちゃうからな。まわりに袋の皮がついちゃうんだよ。これもかき出さないとな。」
先生、まだかき出すデスか!
「ほら、見なさい!見なさい!」
家人のうわぁーーーという声が聞こえてきます。きょうという日ほど、見えないということの幸せを感じたことはありません。
「よし、これでいい。あとはここにガーゼつっこんである。縫合しちゃうと膿が出なくなるから、切開したところは開けたままにしてあるから明日もきなさい。」
あ、開いたままなんですね・・・。
「下手な病院行くとね、縫合しちゃうんだよ。これは出してやんないとダメなんだ。」
そうこうしていると、血液検査の結果が出てきたようです。
「おー、ほら白血球が1万超えているよ。がんばってたんだなあ。普通は7000とか8000ぐらいだからな。だるくなかったか?」
「だるかったです」
「そうだろう、そうだろう。熱もなかったっか?でも、もうこれで大丈夫だから。もし、月曜にきてたら敗血症になってたぞ。普通の病院なら、全身麻酔で入院だぞ。」
先生、入院なら入院でもよかったんですけど・・・。
「あのー、これ何か原因とかあるんですか?」
「原因?こんなの死ぬようば病気じゃないから、原因なんかわかんねーよ。」
え!先生!今なんていいましたか!
「アルコールとか、糖分とかはダメだからな!」
その後、支払いなどを済ませている間、家人は先生に取っつかまって、マシンガントークの洗礼を受けていたようです。
最後に次回の診察の時間の話などをしていると
「たぶん平気だと思うけど、麻酔切れたら痛いかもしれないから、そしたらバファリンでも飲んどきなさい。2錠だぞ!2錠!」
全部終わり病院を出ると、まだ1時間も経っていません。しかも、経過時間の3分の2ぐらいは先生のマシンガントークです。
見ていた家人によると、どんなに痛いのだろうか?というほどの処置だったそうですが、痛みはほとんどなく、処置もあっという間だったことを考えると先生は名医なのかもしれません。病院をあとにしてみると、確かに月曜日に皮膚科に行ってもどうにもならない症状だったようです。まあ、切開部は開いてるからたまに痛いんですが、あのだるさはもうありません。よかったよかった。
ということで、みなさんもちとやばいかな?と思ったら、近所の病院にとりあえず電話して聞いてみた方がいいと思います。待っているとろくなことないし、救急を出していなくても受けてくれる場合もあります。
ふー、疲れた。あ、完全に治るには2週間ぐらいかかるそうです。全く休みでよかったよ。本読んでおとなしくしてます。
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投稿:by いしたにまさき 2006 04 29 03:17 PM [親父] | 固定リンク
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