元県部長の實松尊徳氏、出馬を正式表明 神埼市長選挙
神埼市長選に立候補する意向を示し、会見する實松尊徳氏=佐賀県庁
神埼市のふるさと納税事業を巡る官製談合事件で市長が辞職したことに伴う市長選(4月21日告示、28日投開票)を巡り、元佐賀県健康福祉部長の實松尊徳氏(57)=上峰町=は29日、県庁で会見を開き、無所属で立候補する意向を正式表明した。
實松氏は「混乱している神埼市を見ていると、自分にできることは何かないかと思った。多くの方に声をかけていただき、思い切って決断した」と出馬理由を語った。父親は旧千代田町議を務め、選挙は間近に見ていたという。取り組みたいこととして「市政の信頼回復」「安全安心の住みよい街づくり」の二つを挙げた。山口祥義知事には、辞意を伝えた28日に初めて出馬の意向を伝えたという。
神埼市千代田町渡瀬出身。神埼高―久留米大卒。1991年度に佐賀県に入庁した。さが創生推進課長、人事課長、秘書課長、政策部副部長、文化・観光局長などを歴任した。23年度から辞職する3月28日まで健康福祉部長を務めた。(山口貴由)
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