風景画の大作など30点 佐賀日洋会の展覧会 9月23日まで、佐賀県立美術館
風景画や静物画を出展している佐賀日洋会の会員ら=佐賀市の県立美術館
具象の美を追求する佐賀日洋会の第16回展覧会が、佐賀市の県立美術館で開かれている。佐賀や海外の自然や町並みを描いた100号サイズの大作の風景画など、会員11人の色彩豊かな約30点が並ぶ。23日まで。
日洋展で委員に推挙された堤侑子さん(佐賀市)の作品「フィニステールの海岸(フランス)」は、20年前に訪れた思い出の場所を、美しい青空の色彩や雲の配置などを工夫し、爽やかな作品に仕上げた。
事務局長の草野義種さん(武雄市)の「河口堰(ぜき)」は、牛津川と六角川が合流する場所にある河口堰と、周りを囲んでいる植物のヨシがモチーフ。遠近感など構図を意識してヨシの存在を際立たせた。
草野さんは「それぞれの世界観を感じる作品を見て楽しんでほしい」と話す。
県立美術館2階画廊室で、午前9時半から午後6時(最終日は午後4時)まで。(坂本有佐)
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