小若順一さんと、主宰団体である「食品と暮らしの安全基金」の名義で著作となっている「リサイクルは資源のムダ使い--地球に正しい生活マニュアル」という本を読みました。
日頃から、ハイブリットカーに疑問を持っていた私。
普通の車を製造するときには作らない「モーター」と「電池」という余計な物を作り、それを積んで重い車体を走らせて、ガソリンの消費だけは通常の車の3〜4割減かもしれないけど、ほんとにエコロジーなの?十数万キロ走ってやっと元が取れるって..?これだけはアル・ゴア氏の主張に疑問があるなあ..と思っていました。
そのようなことも書かれていましたし、他にもなるほどと思える点がいくつも。
「ディーゼルエンジンにかなうものはありません。ディーゼルエンジンのエネルギー化効率は50%で、ガソリンエンジンは20〜30%。」なるほどヨーロッパで普及が進むのはそういうことでしたか。
ソーラーシステムの導入については「問題は太陽電池表面の汚れです。ガラスの掃除は有料で請け負う..」とのことで、なるほどそうでしょうね。
「再生紙を作るのも近代工業ですから、大量の石油、水、化学薬品を使い、大量の廃物を捨てます。リサイクルも資源やエネルギーを使い、環境を汚染するのです。」
これを読んで別な本で指摘されていたことを思い出して、昨日の朝礼で言いました。「使用済みコピー用紙の裏紙を使うようなことは、弊害が多いから止めましょう。1万枚使っても数千円です。表裏分からなくなるし、情報は漏洩するし、コピー機に入れると詰まるし、メモ用紙にする手間はかかるし、性格は暗くなるし..、つまらない上辺だけの節約は要注意」。
攻めの経営に英知を結集させたいものです。