電気自動車と交通手段の多様化 シアトル
2011年11月09日 up
車の運転を止めてバスに乗ろう――この春オープンしたシアトル郊外のトランジットセンターは890台もの車を収容できます。ここで自家用車からバスに乗り換え、目的地に向かいます
全米最大級の電気自動車実証プロジェクトEV Projectに参加しているシアトルでは、電気自動車の普及促進により、自動車やトラックから出る温室ガスの減らそうとしています。なんと市内の二酸化炭素排出量の40%が車の排気ガスから生まれているというのですから、大きな問題です。そのため、電気自動車の普及は2本柱からなる市の施策のひとつです。
しかし、電気自動車への買い替えは誰もがすぐに出来ることではありません。そのため、自家用車の利用を控え、徒歩・自転車・公共の交通手段への切り替えをもうひとつの柱として打ち立てています。
同僚とカープール(相乗り)したり、車をやめてバスに乗り換えたり。シアトルを挟み、南北に走る電車を利用している同僚もいます。シアトルがあるキング郡の交通機関では代替手段で通勤すると、規定実施回数以上ならば褒賞金が支払われるプログラムも実施しています。
キング郡が運営するメトロ・トランジットの褒賞プログラム。12月31日までの間、1カ月に7回カープールすると、抽選で77名に77ドル分のギフトカードがもらえるキャンペーンもあります
成果が見えてくるには何年もかかるかもしれませんが、多数の駐車場を備えたトランジットセンターが新設されたり、数年前にはなかった、立っている乗客のいるバスを見たりするのは、こうした努力の現れなのかもしれません。
前出のトランジットセンターにはソーラーパネルが設置されていて、電力代わりになっています。これにより年間7,700パウンド(約3,493 kg)の二酸化炭素を空中から排除できるとポスターに書かれています
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タグ:自動車と環境, シアトル, 電気自動車, EV Project, 二酸化炭素, カープール, トランジットセンター,
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