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2012年8月のアーカイブ
逆境が成功の要因となった話!
- 2012年8月16日 11:34 AM
- 逆境が成功の要因となった話!
まず最初はデジ速(デジタル速音聴)の菊地社長が教えてくれた「井戸に落ちたロバが教えてくれた成功法則」という話を紹介します。
井戸に落ちたロバが教えてくれた成功法則
ある日、年老いたロバが古井戸に落ちてしまいました。
ロバの泣き声を聞きつけた農場主は、すぐに井戸に駆けつけました。
その状況を見た農場主は、この深い井戸からロバを引き上げる事は不可能だろうと判断し、他の動物達の安全を考え、かわいそうだとは思ったのですが、この井戸をロバごと土で埋める事を決心しました。 そして、農場の仲間を集め、この井戸を土で埋め始めました。年老いたロバは混乱しました。「皆、何をしているんだ?助けてくれないのか?今までこんなに頑張ってきたのに。なぜ、助けてくれないんだ?なぜ、俺を殺そうとするんだ?」ロバは悔しくて悔しくて仕方なかったのですが、どうする事もできませんでした。土が背中に当たるたびに激しく痛み、そして、土がまた背中に当たるたびに悔しく、そして悲しくなりました。もう、死ぬんだな。 そう思った瞬間、ロバはある事を思いつきました。「もし、この背中に当たる土を振り払い、落ちた土を足で踏み固めたら・・土を足で踏み固め続けたら・・上に上がれるのではないか?」そう考えたロバは、背中に土が当たるたびに、その土を振り払い、足で踏み固め始めました。土が背中に当たるたびに、激しく痛みました。想像を絶するほどの痛みを覚えました。と同時に悲しくなりました。しかし、ロバは諦めずに何度も何度も振り払い、土が背中に当たるごとに振り払い、そしてまた振り払い続けました。振り払っては、踏みあがる。振り払っては、踏みあがる。ロバは何度も挫けそうになりましたが、自分を勇気づけながら、 ひたすら続けました。今まで信じていた農場主に土を落とされ、どんなに背中が痛もうと、どんなに泣きたくなっても、そしてどんなに今の状況が最悪に思えようと、ただひたすら希望を失わずに続けました。
そして最後には、疲れ果て、傷だらけになりながらも井戸を乗り越えて脱出する事に成功したのです。農場主のロバを殺そうとした行為が、逆にロバを救うことになったのです。逆境が逆に成功の要因となったのです。そして、それはロバが決して諦めなかったからなのです。逆境に屈しなかったからなのです。
それは私達自身の人生にも言えます。 逆境に面した時、辛い出来事に出くわしたとき、誰かに裏切られた時、慌てふためいたり、人のせいにしたり、愚痴をこぼしたり、悪口を言ったり、家に閉じこもってションボリしたりするのではなく、落ち着いて、 状況を判断し、冷静に解決策を見極め、そして全力で前に進み続ければ、全力で行動すれば、道は開ける。必ず道は開ける!という事なんです。その時は、逆境にしか見えない事が、あとになって考えてみれば、「その出来事があったおかげで前に進めた。」という事がほとんどなんです。
逆境が利益を生み出すのです。マーケティングでも同じ事がいえます。
あなたが逆境だと思っている物は、USP(ユニーク・セールス・ポイント)になりませんか?困った事が起こったら、それを更なる儲けに繋げることができるとは思いませんか?成功者と凡人の違いはたった1つだけなんです。物を見る視点が違うんです。ただそれだけなんです。もう一度、あなたが現在困っている事について、違う視点で考えてみてください。問題から逃げるのではなく、その問題を利益に転換する方法はないか。
今一度、考えてみてください。
赤の太文字からはリンクします。
今回のロンドンオリンピック体操個人総合において金メダルを獲得した内村航平選手は小中学校ではいじめられっ子でした。彼は中学に入るとき身長が140センチ程度しかありませんでした。田舎だと内気で小さな内村少年はいじめの餌食になりやすかったそうです。彼は学校生活がつまらないために早く帰宅し、自宅で両親が開いていた体操教室内でどんどん体操にのめりこんでいきました。彼にとっては体操教室がいじめから逃げられる救いの場所だったのです。そして中学卒業後は、いじめをうける地元を離れたいために東京の高校へ進学しました。ここで憧れだった朝日生命体操クラブに入り最先端の科学的な基礎トレーニングを受けた事で飛躍的な技術の向上を果たしたのでした。
次の2例は当院の2011年10月のマンスリートーク「腹式呼吸について!」という内容で紹介されている塩谷信男先生と正木和三先生の話です。
塩谷先生は、小さい時は体が弱く、死の淵をのぞく大病を何度もしました。何とか丈夫になりたいと考えていたとき腹式呼吸に出会い、その後さまざまな呼吸法や健康法を試しながら自分流の呼吸健康法を完成。30歳半ばで肺結核を自分で克服。80歳を過ぎてからは老人病が現れてきましたが、その白内障や前立腺肥大症も自分で治してしまいました。
政木和三先生はスプーン曲げの研究で有名になった方ですが、電気製品の発明3000件という天才です。政木先生も子供の頃、胃腸が弱かったうえに多少吃音があったので、自分で治そうと決心し腹式呼吸の訓練を始めたそうです。初めは7秒間かけてゆっくり吸った息を7秒間下腹部にとどめ、それを7秒間でゆっくりと吐き出すという方法でした。これだと1分間に3呼吸になります。これを毎晩1時間続けているうちに、小学校3年生になると20秒間で息を吸い、20秒間下腹部にとどめ、20秒間で吐き出すという、1分間1呼吸が出来るようになっていました。1分間1呼吸になると血液中の酸素が少なくなって脳の活動が最小限に押さえ込まれ、脳波がシータ波になり、その結果いろいろな不思議体験をすることになり、その不思議体験からから多数の発明が生まれました。この出来事に関する詳しい説明は先生の著書「この世に不可能はない」と「政木和三の超脳革命」の中に詳しく書かれています。
クスリに頼らない西医学健康法を完成させた西勝造先生もやはり自分の病弱な体験を基にこの健康法を生み出しました。西先生は12歳頃までは非常に健康だったのですが、13歳の秋になって慢性の下痢と風邪に悩まされ、いくらクスリを飲んでも治らなくなりました。心配した両親は、その当時名医の評判の高かった医師に診てもらいました。すると、その医師から「この子は20歳まで生きられないだろう。」と言われてしまいました。
そこで、西先生は「このまま死んでたまるか。自分の体は自分で生かしてみせる。」と決意しました。それからの西先生は、ありとあらゆる書物をひもとき、挑戦出来るすべての健康法を実践していきました。その健康法の数は362にも及びました。この自分の体を使っての実践と検証に基づいて体系化されたものが西医学健康法です。
8月26日の日曜日に私が東京有明で体験することになっているバイブレーショナルメソッドの三上京子さんもやはり同様な体験をしています。三上さんは、幼いころから極端に病弱・虚弱でした。小学校低学年のときは、学校よりも小児科の待合室にいる時間のほうが長く、弟や妹と同じ量のご飯も食べられませんでした。年頃になっても、ストッキングを履けば顔が、マニキュアを塗れば指がむくみ、ハイヒールで顔がゆがみ、お化粧で呼吸困難・・・とにかく普通の女の子のやることがことごとくできない。そんな状態なので、自分の基準でひとつひとつ、できることとできないことを体の声を聞きながら選んでいったそうです。その経験が三上さんのたぐいまれなる感性をはぐくんでいったようです。その後、アメリカの電気電子関連の学会に就職、1日中パソコンで仕事をしていた彼女は、電磁波の影響なのか、週末必ずぐったりするようになり、急性肝炎、海外出張による時差ボケ、腰痛などの追い打ちでボロボロになりました。そんなときある呼吸法に出会って、三上さんは「気」を循環させることを学び、その実践でみるみる元気を取り戻したそうです。
三上京子さんの治療に関しての説明は「私の中の小さな宇宙」という本の中に詳しく書かれています。
最後に「神の手を持つカリスマ整体師」と言われる松原秀樹さんのことを紹介したいと思います。松原さんは今年の5月に「目からウロコの体質改善」という本を出されました。
松原さんは子供の頃から体が弱く、小学校に入ってすぐ「アレルギー性鼻炎」と診断されました。毎週のように耳鼻科に通いましたが、6年間通った挙句に担当の先生から言われたのが、「体質だから治らない。でも大人になって体力がつけば治るかもしれない」ということでした。ですが、中学に入ると慢性胃炎、高校では鼻炎と胃腸の具合が一層悪くなって、ひどい頭痛やイビキ、めまいに悩まされるようになるなど、症状は悪くなる一方でした。
その頃から、ヨーガや東洋医学、武術などの体質改善が出来そうなことに興味をもつようになり、健康に関するあらゆる本を読み漁りました。高校卒業後は整体を習いましたが、ツボをギュウギュウと強く押して、関節をバキバキと鳴らすような体力仕事であったため、自分自身が疲れてあちこちが痛み、食欲も無くなって、真夏でもジャンパーが必要なほど体が冷えるようになってしまいました。診ていた患者さんも良くなるどころか、どんどん体が硬くなって「もっと強く押してくれ」というようにエスカレートしていく方が多かったのです。そうして悩んでいたときに、同級生の1人がエドガー・ケイシーのリーディングに基づいて調合されたという1本のマッサージオイルをくれました。それを塗って一晩たって翌朝目が覚めると、昨日までの自分とは全く別人のように体が軽くなっていて驚きました。この経験がもとで、「オイルマッサージ」と「関節法」という独自の整体法を取り入れて今のカリスマ整体師と呼ばれるようになっていったのでした。
今回、最初の物語のロバ、金メダリスト内村航平選手、塩谷育男先生、政木和三先生、西勝造先生、三上京子さん、松原秀樹さんといずれの方も逆境を経験しながら、それに負けないで成功を収めることが出来ました。
いま現在、アトピーの脱ステロイドを始めた方でひどいリバウンド症状に悩んでいる方も、それを乗り越えれば、素晴らしい健康体を手に入れられるかもしれません。
そのような方々にとって今回の「逆境から成功を起こした方々。」の話が少しでも役にたってくれれば、筆者としては望外の喜びです。
文責
谷口雄一
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