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株式会社国際貿易 スタッフブログ

悲運のGr.Aラリーカーと呼ばれる、パルサーGTI-R。
小さな車体に大きなエンジン、収まりどころのないインタークーラーはエンジン上に持ち上げられ、エンジンフードは力こぶのごとく大きく膨らみ。 巨大なリアウイングは跳ねるテールを押さえ込み、フェンダーサイズが許す限りのタイヤの大きさは、それでもこのマシンの戦闘力に見合うサイズではありませんでした。
どう見てもフロントヘビーな豆タンクのようなそのボディシェイプには日産の野心と理想が見え隠れしていました。
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その後のGr.Aの進化を見れば、アクティブデフ等の電子制御技術によりプジョー206やトヨタカローラ等のコンパクトな車両も活躍できるようになっていきました。
パルサーは少し生まれが早すぎたのかもしれません。

モデルカーの開発として考えるとパルサーは正直なところ結構面倒です。
たとえば、燃料の給油口ひとつをとっても、複数の仕様があり車体に直接取り付けられるパーツゆえ金型修正が必要となるためバリエーション展開を難しくしています。

こんなふうにボディと面一のものもあれば・・・
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一段へこんだタイプや、給油口が無いタイプ(リアハッチ内にあり)も存在しました
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そこで、当社は各部の仕様違いに対応しバリエーション展開が可能となるレジンでの製作に取り掛かりました。
今回は初期段階のハンドサンプルをご覧ください。
これを元に全体のシェープや各部のディティールを修正し、その後ペイント、デカールの確認を進めていきます。

でかいリアウイングがトレードマーク
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バンパーに連なった補助灯は空力的な理由あり
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意外にふくよかなフェンダーはもうちょっと修正が必要です
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こちらのサンプルも静岡ホビーショーに展示予定。 国際貿易ブースにてお待ちしております。

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