拝島駅
拝島駅(はいじまえき、Haijima Station)とは、JR東日本と西武鉄道の駅である。
概要[編集 ]
田舎コンプレックスを躍起になって克服しようと駅前および周辺を乱開発した結果、かえって田舎っぽさが引き立ってしまったばかりか、莫大な借金をこさえてしまったという曰くつきの駅である。無駄に拡張および新調した駅構内は大抵ガランとしており、その寂しさをいっそう引き立てている始末である。
路線[編集 ]
旅客線は青梅線、五日市線、八高線(しR東日本)と拝島線(だ西武鉄道)の4路線が運行しており、乗り入れ線は川越線、中央線(しR東日本)、だ西武新宿線(だ西武線)の3路線が運行、さらにしR貨物と横田基地線(貨物列車)も通過するという過密ぶりで、まさに西東京における交通の要衝と自負している。
利用客[編集 ]
西東京における通勤の要衝として非常に賑わっている(当社比)が、東京23区への通勤、通学に特化している為、利用者のほとんどがサラリーマンか高校生である。青梅線ホームを除いて朝夕はともかく昼間に人を見かけることはない。駅構内にはかつてだるまが鎮座していたが、駅の改装にともない「邪魔なモニュメントは排除だ!」との事で、どこかへ追いやられてしまった。
駅ナカ[編集 ]
構内にはコンビニ、本屋、薬局、ミスタードーナツ、吉野家などのいわゆる駅ナカ施設が充実[要出典]しており、下着が透けてても平気な女子校生たちや終電間際まで飲んでいたために家を締め出されてしまったサラリーマンたちの憩いの間としても人気である。また、改装によってエスカレーターも設置されたため、新しモノ好きな地元住民は「流れる階段アスレチック」などと呼んではしゃいでいるが、その内飽きて見向きもされなくなる筈である。
改良工事[編集 ]
改装前の拝島駅は、東西を行き来するために日本一長い[要出典]踏み切りをわたるか入場券を130円も出して購入する必要があった。同じ措置をとっていた高尾駅のように定期入場券を販売していなかったため、一回ごとに金を払わねばならず、その不便さに多数クレームが寄せられたものの、この入場券収入によって財源を確保した八王子支社は、利用者が多いにもかかわらず不便な拝島駅の改築に踏み切ることができたのであった。
かくして2008年までは単なるターミナル駅であった拝島駅に、手術のメスが入ったのである。そこでまず行われたのは発車メロディーの変更からだった。利用者の多くは「そこからかよ!」と思ったに違いないが、違いがはっきりわかるところから手をつけた判断は後に高い評価を受けている。次に、共同であった改札を会社別に分離した。これにより誤乗はなくなったものの、しR・だ西武鉄道間におけるキセル乗車ができなくなったため、一部の鉄ヲタが離れていった。それから、薄暗くて不気味な物置のようなイメージで怖がられていた留置線の撤去や、名物ともいえた鯛焼き屋の閉店・撤去など、なんだか方向性がずれているような気がしなくもないながらも改築は順調に進んでいった。かくして完成した拝島駅舎は、その一部が福生市にはみ出すほどに膨張し、福生市民から「福生拝島駅」に改称するように要請があったものの、そんなものはお構いなしに新・拝島駅が誕生したのであった。
そんな訳で最初は物珍しさから見物ついでの利用客が増えたのであるが、そのブームは半年もしない内に沈静化してしまい、今や以前と変わらないのどかな西東京地域の駅として静かに営業している。
駅周辺[編集 ]
あまりに巨大化した駅は駅前および周辺の商業施設を片っ端から呑み込んでしまったため、駅舎から独立して存続している商業施設にまともなところはない、と言うわけでもないのであるが、大手メーカーは概ね駅舎内のテナントとして加入している。そのため、拝島駅で買い物をする場合、あえて改札を通る(要するにお金を払う)か、さもなくば周辺に残された零細商店などを利用するしかなかったのである。しかし、そんな状況からか大手メーカーによる殿様商売が次第に鼻につくようになり、顧客離れが進んだ結果、ますます駅構内は閑散となってしまった。また、セブンイレブンやイトーヨーカドー、ローソンなどがこぼれた客層を掻っ攫うべく駅前に店舗を新設したこともあって駅前住民の駅離れはますます加速していく一方なのであった。
このため、駅周辺は非常に閑静な住宅街になっており、特に西武拝島線の出る東側から北東には、緑あふれる静かな田園地帯が広がり、広大な牧草地に小屋や街灯が点在する、日本離れした光景がみられる。というよりフェンスの向こうは合衆国領土。
駅北東側に、国内線旅客機の乗り入れ可能な空港を誘致する動きもあり、北側に数本の滑走路を増設し青梅国際空港を名乗るとされる。しかし、今のところ管理者である合衆国空軍は難色を示している。