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_edited1_2 写真は30年ぶりに絵筆を握ろうと思って描き始めたデッサン。
ここから、油絵制作が始まる。
工学において も、物を作るときには将来像を描いて構想を練る。油絵の制作と同様に、構想を固めて全体像をまずラフに描く。
何をポイントにして、どのような方法で実現していくのかを考える。
次の段階で実現可能性を評価する。絵で言えば淡く着色し全体の様子を見ている段階だ。
本着色の段階では、何度も全体の様子を見ながら色を重ねていく。
回路屋としてのアナログエンジニアは、基本回路ブロックの設計の段階ではいつも孤独になる。いろいろな角度から解析・検討を重ねながら基本ブロックの性能を評価し、長所と犠牲になる特性を見極める。時には回路ブロックの方式変更もあり得る。孤独になる理由は、解析主導型設計において全体像をきちんと理解しているのは自分ひとりであるが為である。
自分自身が評価者でもあるから、第三者的に自分の仕事を見つめている。そうならざるを得ない。
このような方法で、問題の多い開発・設計も高い成功率を維持してきたが、あくまで自己流である。自己流であるから、定形化しない発想ができる利点もある。
製品の良し悪しはもっとも弱い部分で決まる。いつも完成度の高い設計が目標である。
実務家は単なる研究者では済まされない。弱点を熟知したうえで、フェールセイフ機能も盛り込んでいく。保安回路が動作することのないように祈りながら・・・。
光り輝くものが引き立つには影も必要である。絵のハライトは影があって初めて光彩を放つ。
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makoさま こんにちは
この絵、スプーンの光沢と影がうまくいきませんと下部が間延びするでしょう。。気温が高く乾燥が非常に速いので、一区切りつくまで一気に書かないとうまくいきません。だいぶ絵具の各色の癖を思い出しました。
投稿: 5513 | 2009年7月16日 (木) 16時03分
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始まりましたね。
流石、構図が巧いものです。
これから絵具を塗り込んで、脳裏に描いている絵画に仕上げていく。
楽しみでしょう。完成待ってます。
投稿: mako | 2009年7月14日 (火) 12時52分