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図解あるいは絵解きの専門書と称する本は結構,部数が出る。
しかし,アナログエンジニアはその風潮に逆らっている。数式を多用するとともに,その式で表され多用する領域でのグラフを示す。
適切な図が多ければ,式の理解と定量的な傾向を伝えることができる。
その方針を採るなら,1章1テーマとなるだろう。そして,10数章重ねて,アナログエンジニアのテリトリーの1分野を少しだけ丁寧に,かつ論理的に説明できるであろう。
WEBでの情報は断片的である。私のBlogも例外ではない。
アナログ回路に関するWEBのウィキペディアもまだ目次ができた段階である。
WEBで系統的な情報を期待するのは無理ではないか。
本当の物つくりに繋がる情報は,いまだに専門書に頼ることになる。数式を理解する能力が無ければものつくりのセンスは得られないと考える。200ページ弱にまとめた情報は著者の実力そのものを反映する。一生に一度しか書けない著作もある。
ある程度の数学的素養を期待しなければ,設計に役立つ専門書にはならない。式無しではモノつくりの技術に繋がらない。
モノつくり日本,専門書が危機に瀕している状態は良いとは思わない。本を読むことが少なくなった工学部生,本当にこれでよいのか。
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