スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

大切な家族の一員でした

私の実家には、20年前に私が連れてかえって、無理やり家族の一員にした猫がいました。

名前は「さちこ」といいます。
立派なオス猫です。

小さいときは耳と目が馬鹿でかくアンバランスな顔でしたが、大きくなるにつれてとても男前の猫になり、そして若い女の人が大好きな男の子でした。

「しっぽ、ぽんぽん」と歌うと、それにあわせて尻尾を振ったり、
習いたての私の下手くそなフルートの先に鼻を突っ込んで邪魔したり、
ピアノの上に乗って足で弾いたり、
ふすまをびりびりに破いたり、新しいものにはすぐおしっこをかけてマーキングをしたり、
でも、
外に出たいときは、遠くから私の方をじぃ〜っと見つめて、私が気が付くと、目で合図をしてドアまで私を誘導する賢さや、
私が帰ってくるのを遠くから足音で察知して、玄関で待っていてくれるかわいいところがあったり・・・。

そして、3年前家を出て独立したての頃、
私がいないことに気が付いて数日後、元気が無くなってしまい、母からの連絡ですぐに実家に戻ると、私がたまに帰ってくることがわかったのか、また元気になったのものの、それからは怖がっていた父にすっかりなついて、まるで家来にように父の側に控えていました。

その愛嬌たっぷりの猫、さっちゃんが、
今夜、永眠しました。

数日前から急に弱りきってしまったと母からの連絡を受け、今日夕方会いに行きました。
すっかり細くなって、目も見えていないようでした。
耳の近くで「さっちゃん〜」と呼んでみましたが、反応はありません。

なでられるのが好きだった、頭と鼻の上と顎をず〜っと触って、一緒に横になりながら、
手を撫でてました。
小さな頭を私の手でやさしく包み、少しでも楽になれるように祈りました。

その約1時間後、眠るように天国へ旅立ちました。

両親は、きっと私が来て安心したのだと、言ってくれました。
私が家を出てからは両親が世話をしてくれていたので、やっぱり寂しいね、と涙声。

お仏壇の祖父母に、優しく迎えてあげてね、とお願いしながらお線香を焚いて、
帰ってきました。

20年生きた猫。
えらく大往生だったと思います。

でも、もっと一緒にいたかったよ、さっちゃん。さみしいよ。

そして今まで、私たちと一緒にいてくれて、ありがとう。
あなたはとってもいい仲間でした。
このページのトップへ
ホーム 次のページ »
プロフィール

aleglias

Author:aleglias
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム


RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /