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16歳・島田麻央「2位になったからこそ、来年は優勝したい気持ちも少し出てきた」全日本過去2度は3位

[ 2024年12月22日 21:06 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2024年12月22日 大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム )

<全日本フィギュア最終日>女子フリー、笑顔で並ぶ(左から)島田麻央、坂本花織、樋口新葉(撮影・小海途 良幹)
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フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、米ボストン)代表選考会を兼ねる全日本選手権最終日が22日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われ、女子フリーでジュニアからの出場となったSP2位の島田麻央(16=下グループ)が143.42点をマークし、合計219.00点で2位となった。

充実感とともに、悔しさもこみ上げてきた。世界的に見てもレベルが高い女子の全日本で3度目の2位。島田は「4回転を決めたかったけど、最近ミスが出ていたトリプルジャンプを練習してきたので。自分に打ち勝つことができて、その部分はうれしい」と冷静に振り返った後、表情を引き締め「2位になったからこそ、来年は優勝したい気持ちも少し出てきた。(今後は)4回転の精度をもっともっと上げていきたい」と語った。

フリーは大技2本を組み込む構成で挑んだ。冒頭のトリプルアクセルは着氷したが、続く4回転トーループは転倒。その後は切り替えて、後半のジャンプは全て着氷。最後までのびやかな演技を披露した。島田のトリプルアクセルは着氷も回転不足、転倒した4回転トーループはダウングレード(基礎点は3回転)の判定。悔しさとともに、さらなる飛躍に期待感高まるフリーの演技だった。

全日本選手権は3度目の出場で、過去2大会は3位。今回は首位の坂本花織(シスメックス)と3.34点差でフリーに臨んでいた。16歳で全日本選手権を制すれば、憧れの存在で名前の由来でもある浅田真央に並び、ジュニア年代の選手が優勝すれば03年の安藤美姫以来、21年ぶりだったが、絶対女王を前にあと一歩届かなかった。

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