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【クリスマスボウル】追手門学院が創部57年目で初の高校日本一 RB奥村2TDで魅せた

[ 2024年12月22日 18:24 ]

第55回クリスマスボウル 追手門学院24ー10佼成学園 ( 2024年12月22日 万博記念競技場 )

<追手門学院・佼成学園>2TDを決め、クリスマスボウル制覇に貢献した追手門学院RB奥村(左)
Photo By スポニチ

黒いジャージーが歓喜に波打った。創部57年目で初めて迎えた高校日本一の瞬間。足をつって、最終盤はサイドラインにいた追手門学院RB奥村倖大(3年)も、少し遅れてチームメートの輪に加わる。「クリスマスボウルに出ることでなく、ここで勝つことを目標にしていたので本当にうれしい」。まだ少しだけあどけなさの残る顔に、スマイルが浮かんだ。

チームを初めてファイナルへ導いた背番号1も、前半は徹底的にマークされ、苦しんだ。「ただ、完全に止められていたわけでなく、短くてもゲインはできていたので、後半はランが出せると思った」(朽原優監督)。絶大な信頼感が後半に実を結ぶ。3点ビハインドで迎えた第3Q最初のオフェンス。WR鹿野太志(2年)のスーパーキャッチでつないだドライブを、最後は奥村がエンドゾーンに飛び込み逆転TD。6分23秒には、再びエースが左オープンを突き、20ヤードのTDランでリードを広げた。

前半から集中力の高いディフェンスも呼応。9年連続出場で、関西開催のクリスマスボウルでは過去4戦4勝と不敗を誇る佼成学園に土をつけた。

「しんどいゲームだったけど、オフェンスもディフェンスも頑張ってくれて、みんなに感謝したい」

殊勝に振り返ったヒーローは、甲子園ボウルを制し、復活を遂げた立命大に進学する。最強オフェンスの一員として再び頂点を目指すとともに、もう一つの「夢」も抱く。小1で始め、小中と日本一を極めたフラッグフットボールへの挑戦。正式競技に採用される2028年ロサンゼルス五輪は、大学4年生で迎える。日本一、そして世界一へ、大きな志は尽きない。

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