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森口祐子さん ツアー41勝のレジェンドが大切にするコミュニケーション 朝日大スーパーバイザー

[ 2024年4月25日 08:00 ]

新入部員に向けて話をする、朝日大ゴルフ部スーパーバイザーの森口祐子さん
Photo By スポニチ

【山手あかりのエキストラホール】春の陽気とともに本格的なゴルフシーズンがやってきました。本紙では、担当2年目の山手あかり記者による新コラムがスタートします。タイトルは「山手あかりのエキストラホール」。日々の取材のこぼれ話などをゴルフ天国面で随時掲載します。第1回はツアー通算41勝の森口祐子さん(69)にスポットを当てました。

ゴルファーなら誰もがうらやむ、最高の練習環境だった。今月2日、朝日大ゴルフ部の練習施設を訪れた。最先端の計測器「トラックマン」が設置された練習場、ゴルフ部専用のトレーニングルームやパター練習場に加え、国内メジャー大会が開催されたこともある名門コースでラウンドもできるという。8歳でゴルフを始めた記者も大阪桐蔭高、名古屋商大ゴルフ部時代は恵まれた環境にあったが、朝日大ゴルフ部の練習環境は別格だ。

充実しているのは練習環境だけではない。部員の食生活や日々のトレーニングをトレーナーやプロコーチが徹底的にサポート。そして、ツアー41勝の森口祐子さんがスーパーバイザーとして、週1回のペースで指導にあたっている。森口さんといえば、ゴルファーなら誰もが知るレジェンド。憧れもあってガチガチに緊張していた私に優しくさまざまな話をしてくださった。

まず、指導者として大事にしているのはコミュニケーションだという。「指導の仕方を子供から学ぶことは多い。子供たちが発信してくれるからこそ導き方があって、こっちへ来なさいという(一方的な)指導では(良くない)。今の若い子たちは自分で課題を見つけるのが早いんです」。部員との日常会話は宝の山。上達をサポートするために必要なピースをかき集め、それぞれに合った導き方を見つけ出すのが"森口流"だ。

取材を終えて帰ろうとしていると、森口さんから「駅まで送っていくよ」とありがたいお声がけをいただいた。駅まで車で約20分。道中は女子トークに花が咲いた。女子ツアーに関するたくさんの話も赤裸々に語っていただいた。「ここだけの話ね」とおちゃめに笑うレジェンドは、飾らない性格で笑顔が素敵な方だった。

◇森口 祐子(もりぐち・ゆうこ)1955年(昭30)4月13日生まれ、富山市出身の69歳。75年にプロテスト合格。78年ワールドレディスでツアー初優勝。2012年にはLPGAレジェンズ選手権を制覇。ツアー通算41勝で永久シード保持。22年4月創部当初から朝日大ゴルフ部のスーパーバイザー就任。

◇山手 あかり(やまて・あかり)1999年(平11)1月7日生まれ、大阪府出身の25歳。8歳からゴルフを始め、大阪桐蔭高、名古屋商大ではゴルフ部に所属。2021年4月入社。デジタル部門を経て23年1月からゴルフ担当。ベストスコアは69。

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