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蛭田みな美のENJOYゴルフ!!5フェアウエーウッド

[ 2024年2月16日 12:00 ]

蛭田みな美のENJOYゴルフ!!5フェアウエーウッド
Photo By スポニチ

フェアウエーウッドをうまく使いこなせるかどうかで、スコアは大きく変わります。蛭田みな美プロは、3Wと7Wを使っていますが、7Wでは状況に応じて弾道をコントロールしているとのこと。アベレージゴルファーもそのコツを取り入れて、コースマネジメントに役立てましょう。パートナーはティーチングプロのジミー常住氏です。

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常住 蛭田プロは状況に応じて7Wの高さをコントロールしているそうですが、どのように高低を打ち分けているのでしょう?

蛭田 ポイントはボールの位置です。通常は左足踵の延長線上よりボール1個分ぐらい右のところにセットしていますが、高い球を打つときは左足踵線上に置いて、アッパーブローの軌道で打ちます。反対に、低い球を打ちたいときは、スタンスの真ん中にセットして、ダウンブロー気味に打ちます。

常住 ボールの位置を動かすことによって、インパクトでのロフトを変えるわけですね。

蛭田 通常より左に置けばロフトは大きくなって高い球が、右に置けばロフトが小さくなって低い球が出ます。

常住 アゲンストでは低い球が有効ですし、打ち上げホールやボールを止めたいときは高い球が有効です。ボール位置を変えるだけなら、アマチュアにもできそうですね。ボールを左右に曲げることはありますか?

蛭田 ありますよ。と言っても大きく曲げるわけではありません。私の場合、7Wでは通常190ヤードの飛距離ですが、もう少し距離が欲しいときは軽いドローボールを、ランを抑えて距離を落としたいときはフェードボールを打つように心がけています。

常住 具体的にどのように打つのか教えて下さい。

蛭田 まず、フェードボールですが、イメージとしては、目標よりピン1本分か2本分左にボールを打ち出してから右に曲げます。そのため、スタンス、体のラインを目標のピン1本分か2本分左に向けます。

常住 ボールを打ち出したい方向に対して、体全体をスクエアに構えるわけですね。

蛭田 その通りです。私が特に重視しているのは肩のラインです。ボールの位置やクラブフェースの向きは、通常のショットから変える必要はありません。あとは、体のラインに沿ってクラブを上げて下ろすだけです。

常住 ドローボールの打ち方もお願いします。

蛭田 目標に対してスクエアに構えたら、スタンス、体のラインを目標のピン1本分か2本分右に向けます。自分がどれだけボールを曲げたいかによって、右を向く度合いが変わります。フェースは目標に向けておきましょう。あとは、体のラインに沿ってクラブを上げて下ろします。

常住 何かいいドリルはありますか?

蛭田 練習場では、ボールを打ち出したい方へ向けて、足元にスティックや使用しないクラブを置いてみましょう。仮の目標がどこかはっきりした方が、迷いなくクラブを振れると思います。

(取材協力=福島・ゴルフプラザニューウイング)

◇蛭田 みな美(ひるた・みなみ)1997年(平9)7月15日生まれ、福島県出身の26歳。3歳でゴルフを始め学法石川高時代の14年世界ジュニアで個人3位、永井花奈と組んだ団体戦で優勝。同年日本女子アマ優勝。16年プロ入り。23年CATレディースでツアー初V。家族は両親と姉、プロゴルファーの兄・玲於(28)。

◇ジミー・常住 本名・常住治臣(つねずみ・はるおみ)1981年(昭56)12月15日生まれ、東京都出身の42歳。日本プロゴルフ協会(PGA)会員。

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