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「虎に翼」轟「行け」→よねさん魂の弁論4分「はて?」「クソ」大法廷に炸裂「最高のバディ」ネット涙も

[ 2024年9月23日 08:15 ]

連続テレビ小説「虎に翼」第126話。最高裁大法廷に立った山田よね(土居志央梨)は「はて?」と「クソ」を繰り出し...(C)NHK
Photo By 提供写真

女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は23日、第126話が放送された。話題のシーンを振り返る。

<(注記)以下、ネタバレ有>

向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

第126話は、山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)は大法廷における弁論に向けて練習を開始し...という展開。

1972年(昭和47年)5月、開廷。

よね「論点は、誰の目から見ても分かりきっていますので、回りくどい前置きはしません。刑法第200条、尊属殺の重罰規定は、明らかな憲法違反です。昭和25年に言い渡された、刑法第200条の最高裁合憲判決。その基本的な理由となるのは、人類普遍の道徳原理。はて?」

桂場等一郎(松山ケンイチ)「(よねに視線をやる)」

よね「本件において、道徳の原理を踏みにじったのは誰か。尊属である父を殺した被告人ですか。それとも、家族に日常的に暴力を振るい、妻に逃げられ、娘を強姦し続け、子を産ませ、結婚を阻止するために娘を監禁した、被害者である父親ですか。暴力行為だけでも許しがたいのに、背徳行為を重ね、畜生道に堕ちた父親でも、彼を尊属として保護し、子どもである被告人は、服従と従順な女体であることを要求されるのでしょうか?それが人類普遍の道徳原理ならば、この社会と我々も、畜生道に堕ちたと言わざるを得ない。いや畜生以下、クソだ!」

桂場「弁護人は、言動に気をつけるように」

轟「不適切な発言でした。お詫びいたします。(小声で)行け、山田」

よね「憲法第14条は、すべての国民が法の下に平等であるとし、第13条には、すべての国民は個人として尊重されるとある。本件は、愛する人と出会った被告人が、すべての権利を取り戻そうとした際、父親から監禁と暴力による妨害を受けた結果であります。当然、正当防衛、もしくは過剰防衛に該当する。もし、今もなお、尊属殺の重罰規定が、憲法第14条に違反しないものとするならば、無力な憲法、無力な司法、無力なこの社会を、嘆かざるを得ない。著しく正義に反した原判決は、破棄されるべきです。以上です」

「クソ」は第124話(9月19日)、よねが斧ヶ岳美位子(石橋菜津美)を励ました際に連発した。

よね&轟による一連の弁論シーンは約4分。SNS上には「よねさんの『はて?』『クソ』を交えた渾身の弁論に拍手と涙」「山田よねの集大成に涙」「心に寅子を住まわせていた山田よね」「お詫びしながら煽るスタイル。流石、轟氏」「最高のセコンドにして相棒」「よねさんと轟、最強のバディすぎて泣いちゃう」「最高のバディ」「よねさんの弁論、聞き入ってしまった。よねさんの人生はこの裁判のためにあったのかも」などの声が続出。反響を呼んだ。

尊属殺の重罰規定、少年法改正の問題は果たして。

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