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桂ざこばさんお別れ会で、次女・関口まいがあいさつ「今は大好きな米朝師匠と会えてると思います」

[ 2024年8月21日 13:43 ]

桂ざこばさんお別れ会の祭壇の上には、笑顔の遺影(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

6月12日に喘息のため76歳で亡くなった人気落語家・桂ざこば(本名=関口弘)さんのお別れ会が21日、大阪・サンケイホールブリーゼで開かれ、一般の第1部、桂文枝(81)、桂南光(72)、オール巨人(72)ら関係者参列の第2部で計1000人がさこばさんとの別れを偲んだ。

ホールの舞台上に設置された祭壇には中央最上段に腕を組み、ニコッと笑みを浮かべたざこばさんの遺影が飾られた。中央には米朝一門の家紋が模られた花が鎮座。両サイドにはざこばさんが愛用した着物が飾られた。参列者全員が献花をする際には、ざこばさん演じる落語「笠碁」「青菜」が流され、ファンの笑いと涙を誘った。

冒頭、次女で女優の関口まい(41)があいさつ。お別れ会の会場となったサンケイホールで開催される独演会に何度も登場したざこばさんが、いつも客の入りを心配していたという裏話を披露。また、17年に脳梗塞で倒れ、復帰後に満足に落語ができなくなった際には「大好きなちゃーちゃん(桂米朝さん)から教えてもろた落語が消えてしまった」と嘆き、「まい、お父さん、しんどいねん」と電話口で弱音を漏らしていたそうだ。

それでも、再起を誓って弟弟子や弟子らにお願いし、一から落語の稽古を稽古をつけてもらう努力をしていたという。亡くなる直前には弟子のひろば、ちょうば、そうばの3人がそれぞれ名跡を襲名することを発表。ざこばさんも発表会見に臨んで「すごく喜んでいました」と関口は振り返った。一方で「心残りがあるとすれば、来年の襲名披露のこと」とし「今は大好きな米朝師匠と会えてると思います」と亡き父を偲んだ。

また、式後、会見に臨んだ文枝は、06年に誕生した定席「天満天神繁昌亭」の設立に関する混乱で、ざこばさんが協力してくれたことを感謝。「一番の思い出?それは言えない」と語ったが、献花台の前では「ホントに申し訳ありませんでした。ありがとうございました。お疲れ様でした、と伝えた」と感謝の言葉を述べたことを明かした。

▼主な参列者 桂福団治、桂文枝、桂文珍、桂春団治、桂南光、笑福亭仁智、桂米団治、桂塩鯛、月亭八方、桂小枝、桂文福、笑福亭松喬、桂あやめ、オール巨人、池乃めだか、西川ヘレン、西川忠志、西川かのこ、大平サブロー、未知やすえ、なるみ、遙洋子、三林京子、嘉門タツオ、成瀬國晴、近藤光史、竹田恒泰、門田隆将、山本浩之(敬称略)。

▼主な供花(参列者以外) 近藤正臣、西田敏行、十朱幸代、吉沢京子、柴崎コウ、片岡愛之助、佐渡裕氏、笑福亭鶴瓶、春風亭昇太、三遊亭小遊三、西川きよし、明石家さんま、ナインティナイン、中川家、中居正広、舟木一夫(敬称略)。

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