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日テレ、STARTO社所属タレントの新規起用に前向き 福田社長とも対談「一つ一つ吟味しながら進める」

[ 2024年5月27日 14:34 ]

日本テレビ社屋
Photo By スポニチ

日本テレビの定例社長会見が27日、東京・汐留の同局で行われ、STARTO ENTERTAINMENTに所属するタレントの今後の起用について言及。同事務所の福田淳社長と対談したことを明かし、補償などの取り組みについて評価した上で「一つ一つ吟味しながら進める」と前向きな姿勢を明かした。

先月の会見で石澤顕社長は「SMILE-UP.社、STARTO ENTERTAINMENTの両社と対話を続けております」と説明。「着実に進んでいるという状況を受けて、制作現場では新規の起用を検討する段階に入ったと認識している。クライアントも含めた総合的な判断で個別に適切な判断をしていく」と、起用方針について明かしていた。

この日、石澤社長は「STARTO社・福田社長に日本テレビに訪問していただいて、現状を報告してもらった」と福田社長と対談したことを報告。「対話の中で確認をし、総合的に少しずつ、着実に前に進めようとしていることは感じている」と同社の姿勢を評価した。

また、番組の起用については「クライアント、スポンサーさまのご意向もある」とした上で、「コンテンツとして視聴者の皆さんにご理解いただける形で番組を作れるかどうかを総合的な判断に立って1つ1つ決め、実行している。一つ一つ吟味しながら状況を考えて、必要なものは進めている」と説明した。

同局では、「SixTONES」の森本慎太郎が4月期ドラマ「街並み照らすヤツら」(土曜後10・00)で主演を務めているほか、今月19日には同局夏の恒例番組「全国高等学校クイズ選手権(高校生クイズ)」のメーンパーソナリティーに「SixTONES」が就任することが発表されていた。今年で44回目を迎える歴史あるクイズ大会で、旧ジャニーズ事務所のタレントがメインパーソナリティーを務めるのは初めてとなった。

この起用について、福田博之専務は「これからの『高校生クイズ』について、今後のことを考えた時、"高校生と一緒にクイズイベントを作り上げる"という意味で、彼らが最も我々のパートナーとして求めているキャラクターということだけとお考えいただきたい」と説明した。

SMILE―UP.は昨年12月にマネジメントを担う新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の設立を発表。旧事務所の創業者一族が一切出資しない形で発足し、収益は旧事務所側に回らない。4月10日に28組295人のタレントがSTARTO社と契約したことを報告。同日、所属アーティストが出演するコンサートを東京ドームで行い、本格始動を宣言した。

またSMILE―UP.の性加害問題の被害申告者への補償も進んでおり、5月15日現在で被害申告者は989人、補償内容の通知者は478人、合意者数は424人、補償支払完了者は395人と報告している。

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