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山口真由氏 薬物事件の日大対応"空白の11日間"「告発がなければ公表すら、警察に届けることすら...」

[ 2023年8月7日 11:13 ]

山口真由氏
Photo By 提供写真

元財務省官僚で信州大の山口真由特任教授が7日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)に出演。日大アメリカンフットボール部の寮で7月、覚醒剤と大麻を所持したとして、警視庁薬物銃器対策課が覚醒剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)の疑いで寮に住む部員の北畠成文容疑者(21)を逮捕したことに言及した。

2018年の悪質タックル問題から5年後、名門を舞台に再び起きたスキャンダル。作家でOGの林真理子理事長が昨年、改革を掲げて就任したが、今回の事件では「違法な薬物が見つかったとかいうことは一切ございません」と話した翌日に寮に家宅捜索、3日後に逮捕という展開になった。理事長のもとに正確な情報が上がっていなかった可能性も指摘されている。

捜査関係者によると、部員が違法薬物に関わっているとの情報が昨年、警視庁に寄せられていた。具体的な事実が確認できなかったため、警視庁は昨年12月にキャンパスで部員らを対象に薬物乱用の防止講座を開いた。今年に入ってからも同様の情報があり、警視庁から調査を求められた大学側が7月6日に寮を調べて、北畠容疑者の立ち会いの下、錠剤と植物片を発見した。18日夜に相談を受けた警視庁は20日未明にそれらを押収。鑑定の結果、28日に覚醒剤と大麻と判明し、8月3日に寮を家宅捜索した。事件をめぐっては、林理事長らが8日に記者会見する。

山口氏は、植物片、錠剤の発見から警視庁に相談するまでの"空白の11日間"に「時系列を見て驚いたのが、18日にアメフト協会の方に告発文が届き、それでアメフト協会が学生連盟を通じて事実把握するように指示したと。もしかしてこういう告発がなければ公表すら、警察に届けることすらしていなかったんじゃないのかなっていうところに私は大きな疑問を感じます」と言い、「この空白の11日間とかがなければ、全く大学の問題ではないじゃないですか。個人の学生がこういうことをしました。強豪運動部で大麻が見つかることは今は珍しいことではなくなっているので、大学として適正に対処すれば、大学の問題にならずに済んだはずなのに、どうしてこういうことになっているんだろうということが私にとって最大の疑問です」と自身の見解を話した。

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